株式会社西神オリエンタル開発

(株)西神オリエンタル開発(資本金1億円、神戸市西区糀台5-6-3、代表清算人佐藤容子弁護士)は、4月6日開催の株主総会で解散を決議し、5月31日に神戸地裁へ特別清算を申請していたが、6月7日に同地裁より特別清算開始決定を受けた。

申立人は佐藤容子弁護士(神戸市中央区多聞通3-3-16、電話078-351-2116)。

当社は、1990年(平成2年)3月に大手流通業者(株)ダイエーのグループ企業6社の出資により設立。同グループのホテル運営部門として、93年6月に「神戸西神オリエンタルホテル」を開業、その後(株)ダイエーの100%出資となった。同ホテルは、客室数184の都市リゾート型ホテルで、約1000人が収容可能なコンベンションホールや多数の宴会場を完備。また、96年3月には「なんばオリエンタルホテル」(大阪市中央区、03年2月売却)をオープンするなど、2002年2月期は年収入高約44億6900万円を計上していた。

しかし、バブル経済最盛期に計画された事業であったことから、単年度収支は一度も黒字化を果たせず、累損は一時約150億円にまで達していた。2004年12月には「不良債権処理」問題で経営不振に陥った親会社のダイエーとともに産業再生機構の支援決定を受け、グループとして本業外の事業撤退方針が打ち出されたことから、以降売却を検討。2005年11月にいったん(株)ヒューザー(東京都)と譲渡契約を結んだものの、その後、耐震偽装問題が発生したことで白紙となっていた。

こうしたなか、2006年6月にダイエーが事業投資ファンドの(株)ジェイ・ウィル・パートナーズ傘下の特別目的会社、(有)ジェイ・ピー・ティーに当社の全株式を売却。以降、ホテル事業の再生に取り組んできたが、ようやく黒字化のメドが立ち始めたことから、再生スキームの一環として1月末で事業を譲渡し、当社は清算することとなった。

負債は約84億6200万円。

なお、ホテル運営は同投資ファンドグループである(有)ジェイ・ピー・ユーのもと継続されている。