アサヒマルホー株式会社(旧・郡山観光地所)など2社

アサヒマルホー(株)(旧商号:郡山観光地所(株)、資本金1000万円、郡山市朝日1-16-8、登記面=東京都中央区東日本橋1-1-3、代表清算人河手ひとみ氏)と、関係会社のティーエフエス(株)(旧商号:(株)二四商事、資本金1000万円、福島市三河南町2、登記面=東京都中央区東日本橋1-1-3、同代表清算人)は、11月1日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

申請代理人は山川萬次郎弁護士(東京都千代田区麹町3-2、山川・藤原法律事務所、電話03-3239-0631)。

アサヒマルホー(株)は、1972年(昭和47年)11月に駐車場業や不動産業を目的に設立。ピーク時には約7億円の年収入高を計上していた。その後、バブル崩壊などから経営環境は悪化、売上減少に加え不採算となり、不動産投資分の借入金や関連会社に対する未払金などの債務が重荷となっていた。

そうした状況下、2001年頃からは所有不動産の売却などで債務を圧縮して事業を継続していたが、関連会社を含む再編を進めていくなかで、当社は2011年には実質的に事業を停止し、今年6月30日開催の株主総会で解散を決議していた。

ティーエフエス(株)は、1968年(昭和43年)10月にカラオケボックスの営業を目的として設立。福島市内で営業していたが、業況の悪化に伴い98年頃には実質的に事業を停止。その後、グループの再編・整理で今年6月30日開催の株主総会で解散を決議していた。

負債は、2016年6月期末時点でアサヒマルホー(株)が約17億円、ティーエフエス(株)が約18億円、2社合計で約35億円。

浜通り旅客運送株式会社など2社

浜通り旅客運送(株)(旧商号:常磐交通自動車(株)、資本金9800万円、福島県いわき市明治団地4-1、代表清算人益子達男氏)と、関係会社の(株)カタハマ商事(旧商号:常交整備(株)、資本金5000万円、福島県いわき市平五色町56、代表清算人益子達男氏)は、7月21日に福島地裁いわき支部より特別清算開始決定を受けた。

浜通り旅客運送(株)は、1943年(昭和18年)11月に福島県浜通り地区の各乗合自動車が合同で設立。当地区唯一の乗合バス運営会社として、当社を中核企業とした「常磐交通グループ」を形成、一時は関連企業数が20数社に達するなど業容を拡大した。当地区内での高い知名度を有し、2001年3月期には年売上高約67億1500万円を計上していた。

しかし、その後は利用者減少によって赤字路線の廃止など安定性に欠ける業績推移となり、社屋建設、車両導入などの設備投資負担も重くなっていた。関連会社を15社程度へ集約するなどしたが、2006年3月期の年売上高は約41億6900万円に落ち込み、厳しい経営を余儀なくされていた。

そうした状況下、2006年1月にグループ会社へのバス事業の営業譲渡を国土交通省が認可。これに伴い、同年2月に全従業員を同社へ転籍し、当社は運送業への人材派遣業及び不動産賃貸業へ業態変更、併せて現商号に変更した。将来の解散を視野に、清算に向けた調整を行いつつ事業を継続していた。今年2月に吸収分割により人材派遣、不動産業などすべての事業の権利義務をグループ会社へ事業譲渡し、今年6月24日の株主総会で解散を決議していた。

(株)カタハマ商事は、1987年(昭和62年)8月の設立。自動車整備修理業及び同販売業を手がけ、ピーク時となる2003年3月期には年売上高約24億3000万円を計上していた。グループの再編・整理で今年6月30日の株主総会で解散を決議、今回の措置となった。

負債は、浜通り旅客運送(株)が約68億9000万円、(株)カタハマ商事が約2億500万円で、2社合計で約70億9500万円。

株式会社福郷

(株)福郷(資本金1000万円、白河市板橋戸立石31-1、代表木下晴之氏、従業員3名)は3月18日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管材人は森順子弁護士(東京都文京区本郷7-2-5 平清ビル6階、森・清水法律事務所、電話03-6801-6482)。

当社は、1969年(昭和44年)7月に長生興産(株)の商号で魚介類の養殖、ゴルフ練習場の経営を目的に設立された(74年12月に養殖業は廃業)。その後、92年9月に福島県西白河郡にゴルフ場「ザ・ダイナミックゴルフ倶楽部」(18H)を開設してゴルフ場経営にも乗り出し、ピーク時の96年5月期には年収入高約13億8200万円を計上していた。

その後、景気低迷の長期化から2001年同期の年収入高は約9億9200万円に落ち込み資金繰りが悪化、先行きの見通しが立たないとの判断から2003年3月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた(2006年10月再生手続き終結)。再生手続き開始決定後は、「ザ・ダイナミックゴルフ倶楽部」の運営に特化し、再生手続き終結後の2007年には現商号に変更および現地に本店を移転して業績回復に取り組んでいた。

しかし、2011年3月に発生した東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の影響により、来場者の減少を強いられるなど業績の回復に至らず、2014年6月期の年収入高は約2億1100万円、当期純損失1770万円と苦しい経営状況が続き、3月10日に営業を停止し、東京地裁へ自己破産を申請していた。

負債は債権者約529名(うちゴルフ会員約407名)に対して約33億3000万円。

株式会社スタンドサービス

(株)スタンドサービス(資本金3000万円、郡山市富田町字町西44-8、代表吉田幹夫氏、従業員121名)は、5月28日に福島地裁郡山支部へ民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は、御山義明弁護士(東京都中央区日本橋3-8-9、電話03-6225-2557)ほか2名。監督委員に齊藤正俊弁護士(郡山市麓山1-2-13、電話024-933-0823)が選任された。

当社は、1982年(昭和57年)2月創業、87年(昭和62年)7月に法人改組した。ガソリンスタンド経営を主業に、関連した各種機器(計量機器ほか)や貯蔵所施設ならびにローリーの販売取付、漏洩検査保守管理業務などを目的に、ガソリンスタンドの総合管理会社としてスタートした。福島県内全域や宮城県内及び栃木県北部を営業圏としていたが、2003年8月から東北6県全域に商圏を拡大したほか、「まうちゅう」の店舗名で、セルフガソリンスタンドの店舗展開を開始し、現在では福島県内を中心にセルフガソリンスタンド17店舗を開設するなど、急速に店舗網を拡大した。また2008年7月から観光事業部を開設し、飲食業者が運営していた焼肉レストラン(現「ヴイ・ブリアン」に名称変更)の営業権譲渡を受け、飲食店(焼肉レストラン)の運営を開始。その後も積極的な店舗出店を続けたほか、2011年7月には、「焼肉酒家えびす」を運営していた(株)フーズ・フォーラス(石川県金沢市、2012年2月特別清算)より全20店舗を買収したことで観光事業部での飲食店は23店舗にまで急拡大し、直近の2011年9月期には年売上高約90億7300万円に増加、過去最高の売り上げを計上していた。

しかし、相次ぐ設備投資を借入金に依存していたことから資金面は多忙に推移、今年に入ってコンサルタント活用による財務強化や取引先支援の下、資金面の改善を図っていたが、早急な改善は困難との判断から自力再建を断念し、今回の措置に至った。

負債は約72億2000万円。