株式会社浅川組

(株)浅川組(資本金7800万円、奈良市法華寺町2-4、代表竹川隆氏)と(株)アサカワ(資本金5000万円、同所、代表北村正朗氏、従業員35名)及び、(株)シー・オー・エー(資本金1000万円、同所、代表中林直義氏)の3社は、9月7日に奈良地裁へ自己破産を申請した。

申請代理人は浦田和栄弁護士(大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210)。

(株)浅川組は、1952年(昭和27年)3月創業、59年(昭和34年)7月に法人改組した土木建築工事業者。奈良県議会の議長などを歴任した当地の実力者、故・浅川清氏が初代代表及びオーナーを務めてきたことで知られ、奈良県の建設業者としては長年トップクラスの実績を残してきた。奈良県や奈良市、国土交通省、近畿地方整備局などの官公庁関連受注を中心に、大手ゼネコンなどから県下の大型工事を受注して業容を拡大し、91年5月期には年売上高約94億7900万円を計上した。

しかし、バブル崩壊以降、公共工事の削減から受注はジリ貧で推移し、2004年5月期は年売上高約51億8000万円にまでダウンしていたうえ、バブル期の不動産購入による金融債務が年商を上回っていたことで財務内容の悪化を招いていた。この間、2001年5月には本店不動産を関係会社の(株)シー・オー・エーに売却するなどリストラに取り組んできたが奏功しなかった。

このため、2007年1月に会社分割で(株)アサカワを設立。その後は(株)アサカワが工事部門を引き継ぎ、民間工事にも注力してきたものの受注獲得に苦戦。こうしたなか、工事現場での事故を原因に奈良県より指名停止処分(07年7月~08年1月)を受けたことで、今後の再建計画の実行が困難と判断、今回の措置となった。

負債は、(株)浅川組が約78億2700万円、(株)アサカワが約81億6100万円、(株)シー・オー・エーが約16億6900万円、3社合計で約176億5800万円となるが、(株)浅川組に対する(株)アサカワの債務保証を除き、負債合計は約98億4600万円。