株式会社案山子屋

(株)案山子屋(資本金1600万円、岡山市北区津高152、代表増本真一氏ほか1名)は、12月10日に岡山地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は信長富士生弁護士(岡山市北区南方1-6-5、電話086-225-4644)。

10月2日に岡山地裁へ民事再生法の適用を申請していたが、事業継続のためのスポンサーや再生計画が確定せず、自己破産申請の準備を進めていた。

当社は、1946年(昭和21年)3月創業、48年(昭和23年)5月に法人改組した内装工事業者。設立当初は、室内装飾や高級家具の製造を手がけ、製造技術には高い評価を得て内装工事を本格化、大手ゼネコンからの受注をベースに、商業施設、病院、学校などの工事を請け負っていた。その後、東京と大阪に営業拠点を設置して営業エリアを拡大する一方で、95年には、木造戸建て住宅の建築も開始した。オリジナルの外装、内装を駆使したカントリー調の自社ブランド住宅「ホーム・サラ」を展開するなどして、2007年3月期には年売上高約30億5900万円を計上していた。

しかし、景気の悪化による民間設備投資の冷え込みや個人消費の低迷で、末端での需要が急速に縮小、同業者間の低価格競争が激化するなか、収益性が悪化していた。その後、手元資金の減少が顕著となるなか、金融機関からの借入金で対応してきたが、更なる業績の悪化で、資金繰りがつかず、今回の措置となった。

この間、グループ会社である案山子屋商事(株)、(株)ビルデイング企画はいずれも自己破産を申請している。

負債は約30億4600万円。