太洋産業株式会社

7月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、12日に再生手続き開始決定を受けていた太洋産業(株)(資本金1億円、中央区築地6-16-1、登記面=岩手県大船渡市大船渡町字野々田5-1、代表松岡章氏、従業員63名)は、11月13日に再生手続き廃止決定を受け、同日保全管理命令を受けた。

保全管理人には鶴巻暁弁護士(千代田区神田小川町2-2-8、上條・鶴巻法律事務所、電話03-5577-8236)が選任されている。

当社は、1935年(昭和10年)4月創業、44年(昭和19年)10月に法人改組された。「タイサン」ブランドで国産水産物を中心に取り扱い、創業以来、長年の業歴を有する水産加工販売業者。具体的には鮮魚の卸売を中心に、加工食品、冷凍食材などの商品を取り扱い、岩手県大船渡市などにある自社工場で加工を手がけ、2003年3月期には年売上高約144億9500万円を計上していた。

しかし、損益面では2017年3月期まで6期以上連続して経常赤字を計上するなど、収益性に乏しい状況が続いていた。この間、安価な輸入水産物の流入に加え、東日本大震災の発生により大船渡工場が被災。加えて、主力のサンマと秋鮭の漁獲量に業績面が大きく左右されるなど厳しい営業環境となり、2017年3月期には年売上高約76億7800万円にとどまっていた。近年は主力である鮮魚部門で仕入価格上昇分を売価に転嫁できない時期があったうえ、不漁による扱い量の減少から減収推移となっていた。その後も業況は改善せず、資金繰りが限界に達したため、民事再生法の適用を申請。スポンサーの支援を得て、事業を継続していく意向を示していたが、スポンサーが決まらず、再生計画案の策定が困難となったため、今回の措置となった。

負債は債権者約300名に対し約49億円(うち金融債務約44億円、2018年5月末現在)。

東京グリーン開発株式会社

東京グリーン開発(株)(資本金1500万円、登記面=中央区日本橋堀留町1-8-12 代表清算人岩本孝氏)は、10月30日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。

申請代理人は石井亮弁護士(千代田区大手町1-5-1、和田倉門法律事務所、電話03-6212-8100)。

当社は1968年(昭和43年)8月に設立。レジャー事業を展開する企業グループの1社として、グループ企業が保有する東京都新宿区歌舞伎町の総合商業施設『グリーンプラザ新宿』(1983年開業)において、サウナ、大浴場、カプセルホテル(600室)、仮眠室、レストラン・居酒屋、売店、マッサージ室などのほか、立体駐車場の事業も展開。近隣のサラリーマンなどを主なターゲットとして、2004年3月期には年収入高は約24億円をあげていた。

しかし、周辺施設との競合などによる利用者数の減少から2015年3月期の年収入高は約17億6300万円にダウン、赤字決算が続き同期末時点で約106億円の債務超過となっていた。このためグループの合理化の一環で『グリーンプラザ新宿』は2016年12月25日をもって閉店。今年8月17日株主総会の決議により解散していた。

負債は関係会社2社に対して約128億7200万円。

株式会社フォーエルズ

(株)フォーエルズ(資本金1億円、登記面=台東区寿1-16-1、代表植田滋氏)は、10月31日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は中野丈弁護士(新宿区左門町3-1、スプリング法律事務所、電話03-3352-8500)。

当社は1995年(平成7年)7月に設立。以後、自動販売機による食品販売事業や東京都内の企業が展開する乳幼児教室の立ち上げ、開発支援から運営代行事業などを行っていたが、事業が軌道に乗らず、食品販売事業は95年頃に終了。乳幼児教室事業は2014年に他社に譲渡し、当社は事実上事業を停止。担当社員も転籍していた。

以後、事後処理を進めるなかで食品販売事業における債務が負担となり、今回の措置となった。

負債は債権者約5名に対し約38億円。

株式会社ゴールデンフーズ

(株)ゴールデンフーズ(資本金1040万円、文京区後楽2-20-16、登記面=板橋区宮本町38-8、代表清算人小野俊幸氏)は、11月5日に東京地裁へ特別清算を申請した。

当社は1980年(昭和55年)2月に設立されたヱスビー食品(株)が89.9%出資する同社の子会社。粉末缶入りカレー、半調理品のフレーク、調理済レトルトパックのほか、こしょう、オールスパイスなどの香辛料といった業務用食品を親会社から仕入れ、大手総合商社、大手食品問屋などを主販路として販売。2017年8月期には年売上高約129億400万円を計上していたが、過去の累損から翌2018年8月期末時点で約29億9000万円の債務超過となっていた。

この間、グループ事業の合理化から当社の事業を親会社へ移管し、2017年8月31日をもって当社の販売事業を終了。その後、当社の債権回収などの手続きが概ね終了したことから、10月31日開催の臨時株主総会および親会社のヱスビー食品(株)(東証2部)の取締役会において解散を決議し、特別清算申請の準備に入っていた。

負債は親会社に対する約48億3300万円(内訳:固定化営業債権38億3700万円、手形債権9億9600万円)。