御坊山観光開発株式会社

御坊山観光開発(株)(資本金4億8000万円、高岡市中田中田御坊山876、代表圓酒清人氏、従業員17名)は、3月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は服部弘志弁護士(東京都港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)ほか。

当社は、1973年(昭和48年)1月に設立されたゴルフ場「高岡カントリー倶楽部」の運営会社。富山県高岡市、射水市の有力企業が出資して設立、現在はJASDAQ上場の(株)タカギセイコーの持分法適用関連会社となっていた。運営するゴルフ場は、頼成コースと万葉コースの2コース各18ホール、計36ホールを有していた。県西部有数の名門クラブとして富山県アマチュアゴルフ選手権大会も行われ、90年12月期の年収入高は約11億5300万円を計上していた。

しかしながら、長引く不況の影響で収入高は年々減少傾向を辿り、2014年9月期(決算期変更)の年収入高は約4億6800万円にまで低下。加えて、会員からの預託金の償還問題も発生したことで厳しい経営を余儀無くされ、経営状況の改善および会員の権利保護の観点から、今回の措置となった。

負債は、2015年9月末時点で約77億1000万円。

ササ井鋼建株式会社

ササ井鋼建(株)(資本金4500万円、富山市針原中町342、代表堀川裕司氏ほか1名、従業員22名)と、関係会社の岩瀬工業(株)(資本金1500万円、滑川市北野新888、代表平正明氏、従業員35名)の2社は、6月28日に富山地裁に自己破産を申請した。

申請代理人は島谷武志弁護士(富山市西田地方町1-6-8、島谷法律事務所、電話076-422-8585)ほか1名。

ササ井鋼建(株)は1992年(平成4年)3月に設立された鋼材卸業者。鋼材を主力に、土木建設用の各種資材販売のほか、外注による鉄骨建築工事を行い、ピークとなった2006年2月期の年売上高は約64億7100万円を計上していた。

しかし、その後は景気後退で建築需要の落ち込みで売上高は漸減し、2012年2月期には約30億7100万円にまで減少していた。この間、主力販売先であった旧・岩瀬工業(株)(後に綾瀬商事(株)に商号変更、2009年12月に破産)に対する不良債権処理と、岩瀬工業(株)などの関係会社に対する支援が重荷となり、借入依存が高くなり資金繰りに余裕がなくなっていた。

2013年2月期の年売上高は約38億600万円まで回復していたものの、資金支援先からの回収が進まず、市況低迷や鋼材価格の上昇も重なるなか、事業継続を断念した。
岩瀬工業(株)は、旧・岩瀬工業(株)の鉄骨加工・工事部門を引き継ぐことを目的に2009年3月に設立。ササ井鋼建(株)の外注先として鉄骨加工を行ってきたものの、同社に連鎖する形となった。

負債はササ井鋼建(株)が約30億円、岩瀬工業(株)で約2億7000万円と見込まれる。

株式会社宇奈月延対寺荘

(株)宇奈月延対寺荘(資本金4900万円、黒部市宇奈月温泉53、代表延対寺篤氏ほか1名、従業員70名)は1月11日、富山地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は渡邉一平弁護士(名古屋市中区丸の内1-15-9 スガキコ第2ビル5階、太田・渡辺法律事務所、電話 052-221-1313)ほか3名に一任、監督委員は近藤光玉弁護士(富山市千石町6-1-2 近藤光玉法律事務所、電話076-425-7334)。

当社は、1900年(明治33年)創業、50年(昭和25年)7月に設立した黒部峡谷入口の宇奈月温泉で老舗の温泉旅館「延対寺荘」を経営している旅館業者。過去には皇族や内閣総理大臣経験者、小説家、詩人なども多く訪れたことで知られている。

93年7月には、大規模な増改築を行ったが、バブル崩壊後は売上高の下落が続き、赤字経営を余儀なくされていた。2012年3月期には年収入高約7億1000万円の計上にとどまり、赤字決算となった。そして過去の設備投資負担による借入金の負担も大きく、財務状態は債務超過状態に陥っていたことから資金繰りはひっ迫し、今回の措置となった。

今後は、中京地区で旅館業を営む(株)海栄館(愛知県知多郡)の支援のもと営業を継続し、事業再建を目指す意向である。

負債は、債権者約140名に対し約30億円。

大山開発株式会社

大山開発(株)(資本金2億7500万円、富山市東福沢130、代表池森武宣氏、従業員24名)は、12月19日に富山地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

申請代理人は中原健夫弁護士(東京都千代田区麹町2-3、電話03-3221-9873)、高橋康平弁護士(同)、清水琢麿弁護士(東京都港区虎ノ門1-2-10、電話03-3593-3321)。破産管財人は島谷武志弁護士(富山市西田地方町1-6-8、電話076-422-8585)。

当社は、1989年(平成元年)11月に設立。富山市内の企業や地自体からの出資を受け、95年10月にゴルフ場『大山カメリアカントリークラブ』(同所、18H)をオープン。ピーク時の2001年12月期には年収入高約3億7000万円を計上していた。

しかし、その後は景気低迷に伴う来客数の減少から経費削減等を重ねてきたものの、業況は好転せず2011年12月期の年収入高は約2億8600万円にダウン。債務超過状態のなか、来年1月に預託金の大半が償還期限を迎えるため、民事再生法の選択も検討したものの、新たな運転資金の確保が極めて困難であるほか、再生債権の配当原資も見込めず、今回の措置となった。

負債は債権者約881名(うち会員798名)に対し約101億円(うち約81億円が預託金)。