坂本建設株式会社

坂本建設(株)(資本金1億100万円、札幌市北区北13条西3-1-3、代表坂本齊氏ほか1名)は、2月28日に札幌地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は馬杉栄一弁護士(札幌市中央区大通西9、電話011-271-6095)。

当社は、1924年(大正13年)5月創業、52年(昭和27年)12月に法人改組した老舗の土木建築工事業者。当初は稚内市内に本店を置き、地元中心の営業を展開していたが、55年に札幌市内へ本店を移転。護岸工事などの土木工事から、学校・公園・スポーツ施設などの各種公共施設、ビル、マンション建設を手がける地場ゼネコンとして業容を拡大し、2004年3月期には年売上高約140億6600万円を計上していた。

北海道開発局優良工事施工業者局長表彰を受賞するなど知名度を有していたものの、公共工事予算削減の影響による受注減少により2010年3月期の年売上高は約60億9200万円までダウン。また従前より同業他社との競合などから収益面は低調な推移を余儀なくされ、資金面に余裕は見られなかった上、過去の不良債権処理によって多額の損失を計上し、財務面は悪化していた。

この間、リストラや社有不動産の売却など収益構造の改善に努めていたが、その後も受注減少に歯止めが掛からず、2011年3月期の年売上高は約42億8900万円に減少、マンションデベロッパーからの工事代金の回収が滞るなど回収の長期化から資金負担が重くのしかかり、借入金は年商規模に達していた。2011年6月からは取引金融機関への返済条件変更でしのいできたが、資金調達力も限界に達し、先行きのメドが立たず今回の措置となった。

負債は、2011年3月期末時点で約51億3100万円。