南部バス株式会社

南部バス株式会社(資本金4億5000万円、八戸市是川二ツ屋6-79、代表佐藤力氏、従業員0名)は、4月27日に東京地裁民事第20部から破産開始決定を受けた。

破産管財人は岡伸浩弁護士(東京都港区西新橋1-5-8 西新橋一丁目川手ビル2階、岡綜合法律事務所、電話03-6257-1037)。財産状況報告集会期日は9月27日。

当社は、1926年(大正15年)2月に地方鉄道法に基づき五戸電気鉄道(株)の商号で設立され、五戸鉄道(株)、南部鉄道(株)と商号を変更しながら鉄道事業を運営していたが、68年11月に発生した十勝沖地震の影響で同事業を廃止し、路線バス事業が主業となるとともに70年6月に現商号に変更していた。ピーク時には年商20億円以上を確保していたが、乗合収入の長期低迷をはじめ事業環境の悪化のもと慢性的に資金繰りが悪化し、抜本的な経営改善策が見いだせないまま赤字経営を強いられていた。このため、所有資産の売却や自治体からの補助金で支えてきていたが、2016年3月期では収入高が14億800万円に落ち込む一方、26億円を超える負債を抱えて自力再建を断念し、2016年11月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けていた。

その後、12月2日に再生手続き開始決定を受ける一方、岩手県北自動車(盛岡市)との間で事業譲渡契約を締結、2月28日付で事業譲渡していた。

負債は債権者約566名に対して約32億円。上記の事業譲渡に伴い転籍した元従業員に対する退職金のほか社会保険料の未納分が加算され、民事再生法適用時より5億円近く負債が増加した。