株式会社ユタカ電機製作所

(株)ユタカ電機製作所(資本金8億円、品川区西五反田7-25-5、代表織田浩之氏、従業員156名)は、2月18日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、23日に再生手続き開始決定を受けた。

管財人には蓑毛良和弁護士(新宿区新宿1-8-5、三宅・今井・池田法律事務所、電話03-3356-5251)が選任された。

当社は、1946年(昭和21年)創業、57年(昭和32年)4月に法人改組された電源装置・電子部品の開発・設計・製造業者。創業当初は電磁鉄芯加工が主力であったが、その後、小型トランス製造、定電圧トランス量産、スイッチング電源・無停電電源装置・ハイブリッドIC・高周波トランス製造などに事業領域を拡大してきた。秩父技術センターで新技術の研究開発を行い、当社独自の製品を開発して特許も多数取得。長寿命かつ世界最小クラスのUPS製品を開発するなど、電源分野、特に小型化技術は大手企業に引けを取らない高度な技術力を有し、ピーク時の2001年3月期には年売上高約128億5700万円を計上していた。

しかし、近年は景気低迷の影響などからエンドユーザーの設備投資が減退し、業容が縮小。2014年3月期の年売上高は約55億100万円に減少し、過年度の赤字決算から累損を抱える状況が続いていた。加えて、近時は円安などの影響から材料費の高騰も続いていた。こうしたなか、2015年1月下旬から役員の辞任が相次いでいたほか、2月18日までに、旧経営陣がかつて兼務していたグラス・ワン・テクノロジー(株)(千代田区丸の内1-1-1、代表堀野智氏)が事業を停止するなど、動向が注目されていた。

負債は2014年3月期末時点で約42億6800万円だが、変動している可能性がある。

なお、会社側は従来どおりの取引条件を継続することを条件に通常の商取引債権は全額弁済する方針であり、今後も通常営業を継続。スポンサー選定を行いながら再生手続きを進めるとしている。