サンユー株式会社

サンユー(株)(資本金9900万円、大阪市都島区片町2-8-1、代表大石栄子氏、従業員48名)と光陽産業(株)(資本金2000万円、同所、代表濱口三生氏)は、10月29日に大阪地裁へ自己破産を申請した。

申請代理人は鎌田幸夫弁護士(大阪市北区西天満3-14-16 西天満パークビル3号館10階、電話06-6365-1132)ほか4名。

サンユー(株)は、1972年(昭和47年)8月に設立されたリネンサプライ業者。全国の旅館・ホテル、病院で使用される布団、シーツ、白衣などのレンタル、クリーニングを主業とするほか、ホテル・旅館に対する設備機器の賃貸、家電品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)や消耗品(石鹸、歯磨き、トイレタリー)の販売も手がけていた。

全国規模で展開するホテルチェーンとの取引で安定した受注を獲得できる体制を構築していたほか、寝具製品は中国製を使用するなど価格競争力を高めることで顧客を開拓、病院・ホテルに対し毎日の収集・配送を行うなどサービスの充実も図り、2008年12月期には年収入高約36億7000万円を計上していた。

その後もホテルチェーン業者を中心に積極的な営業活動を実施し、地方都市などへ商圏を拡げていたが、景況感の悪化による得意先ホテル・旅館の稼動率低下の影響で受注量は減少傾向となり、2011年12月期の年収入高は約24億9700万円にまで低迷。商品、サービスの原価上昇、販売単価の下落に加え、年商に匹敵する有利子負債が収益を圧迫していた。2011年12月の代表交代で運営体制の見直しを行ったものの業況は改善せず、資金繰りは限界となった。

グループ会社の光陽産業(株)は、1995年(平成7年)5月に設立。サンユー(株)の工場部門の移管を受け、主にリネンのクリーニングを手がけ、2011年4月期には年収入高約14億2500万円を計上していたが、サンユー(株)に依存した運営であり、同社に連鎖した。

負債は、サンユー(株)が債権者約105名に対し約28億9500万円、光陽産業(株)が債権者約74名に対し約12億2800万円で、2社合計で約41億2300万円。

株式会社サンユー

(株)サンユー(資本金2億円、東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14、代表細野修身氏ほか1名、従業員数180名)は、9月22日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は赤羽富士男弁護士(東京都千代田区麹町4-3-3、電話03-5215-8923)。

当社は、1937年(昭和12年)創業、1946年(昭和21年)11月に法人改組した内装工事業者。大手ゼネコンの一次下請けとして主に内装工事を手がけるほか、住宅建築工事や建築資材の販売、不動産賃貸なども行っていた。近年は大規模再開発プロジェクトに強みを持ち、羽田空港東旅客ターミナルビル、汐留浜離宮、天王洲などの再開発プロジェクトに参画。2006年9月期には年売上高約194億9400万円を計上していた。

2007年9月期も年売上高約191億4200万円を確保していたが、もともと取引先の倒産による不良債権の頻発で償却負担が大きかったことに加えて、不動産市況の低迷で主力の内装工事や住宅建築の受注が減少。さらに、建材部門も仕入れ価格高騰分の販売価格への転嫁が進まず、今期に入って業績は低迷、自主再建のめどが立たないことから今回の措置となった。

負債は債権者約800名に対し約140億円。