株式会社コースタルオアシス松任

(株)コースタルオアシス松任(資本金3億1650万円、白山市徳光町2398-1、代表中田真氏、従業員5名)は、4月4日に金沢地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は小堀秀行弁護士(金沢市小将町3-8、弁護士法人兼六法律事務所、電話076-232-0130)。財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は7月9日午後3時。

当社は、旧松任市(現:白山市)が、松任海浜公園において展開する松任C.C.Z(コースタル・コミュニティー・ゾーン)整備計画及び、北陸自動車道徳光パーキングエリアにおいて展開するハイウェイオアシス構想(高速道路のパーキングエリアと公園施設一帯を利用する計画)に基づき、民間企業の活力を活かした事業展開を図るために、第3セクター方式の企業として1995年(平成7年)10月に設立。97年10月に「まっとう車遊館」をオープンし、同施設の賃貸及び管理運営を手がけていた。

しかし、注目されていたテナントが出店を見送るなど計画通りに運営が進まず、多額の建設・投資費用が足枷となっていた。大河ドラマ効果などから2002年3月期にピークとなる約2億9600万円の年収入高を計上したが、同期までに大幅な欠損を散発し、脆弱な財務面となっていた。さらに、ピーク年収入高を計上した2002年3月期以降、収入高は漸減、2013年3月期の年収入高は約1億7700万円にとどまった。損益面では、テナントの積極的な誘致や魅力ある施設づくりなどで欠損幅は縮小傾向となり、出資者の一部から債権放棄などを得て債務の圧縮を図るなど損失額の圧縮に努めたものの、経営を軌道に乗せるには至らなかった。

そのため、テナントからの代金回収業務や運営を別会社に移管、当社は不動産賃貸・同管理業務のみを行っていたが2011年6月に債権者から社有不動産の競売を申し立てられ、2013年8月に売却されていた。

負債は約38億2000万円が見込まれる。

なお、建物内テナントは営業継続中。