有限会社あさやグリーンパレス

(有)あさやグリーンパレス(資本金750万円、日光市鬼怒川温泉滝857-15、代表八木沢文仁氏、従業員50名)と、第一商事(株)(資本金2700万円、日光市藤原2、同代表、従業員30名)は、1月26日に宇都宮地裁へ自己破産を申請し、27日に破産手続き開始決定を受けた。

申請代理人は田島二三夫弁護士(宇都宮市松原1-1-9、田島二三夫法律事務所、電話028-643-3740)。破産管財人には竹澤一郎弁護士(宇都宮市桜4-1-28タカノハシビル201、竹澤一郎法律事務所、電話028-621-9016)が選任されている。債権届け出期間は2月26日までで、財産状況報告集会は5月15日午後3時。

(有)あさやグリーンパレスは、1956年(昭和31年)3月にあさや旅館の一部門を分離し設立。鬼怒川温泉の中心部に立地する大型ホテル「鬼怒川グリーンパレス」(本館・別館合わせ167室)を運営。当地トップクラスの業容を誇っていた。

しかし、バブル経済崩壊後の団体客数減少により業績は下降の一途をたどり、2001年2月期の年収入高約13億3600万円に対し、近時業績は約10億円で推移。また、過大な設備投資を金融機関からの借入金で賄っていたものの、主力行の破綻により金融債務が整理回収機構に譲渡されたほか、他行債務もバルクセールされるなど苦しい経営状態に陥っていた。

第一商事(株)は、あさやグリーンパレスの大半出資により1976年(昭和51年)10月に設立され、鬼怒川温泉街において「鬼怒川第一ホテル」を経営。2000年2月期に年収入高約6億7000万円を計上していたが、近時は4億円台での推移を余儀なくされていた。

こうした状況下、2008年11月末を以て「鬼怒川グリーンパレス」は伊東園グループの(株)スタディー(東京都豊島区)に経営移行し、「鬼怒川第一ホテル」は閉館していた。

負債は(有)あさやグリーンパレスが約74億5000万円、第一商事(株)が約3億9000万円で2社合計約78億4000万円。

株式会社トーメイ

(株)トーメイ(資本金1000万円、埼玉県三郷市早稲田1-14-18、代表原良雄氏)と(株)クリーンサポートシステム(資本金1000万円、東京都江東区新砂3-11-31、同代表)は、12月18日付で事後処理を大木丈史弁護士(東京都千代田区永田町1-11-30、専用電話03-5511-7036)ほかに一任、現在、自己破産申請の準備中。

(株)トーメイは、1984年(昭和59年)創業、86年(昭和61年)9月に法人改組した産業廃棄物中間処理業者で、建設廃材を中心とした中間処理業務で実績を有していた。2002年6月には、東京での事業展開を目的に関連会社として(株)クリーンサポートシステムを設立。同社の稼働率向上や相乗効果により、2007年3月期には年収入高約45億8500万円を計上していた。

しかし、今年2月には、木くずなどを含む安定型産業廃棄物以外の廃棄物を混ぜたものを未処理のまま最終処分業者に委託したとして、栃木県より営業停止の行政処分を受けていた。その後、埼玉県などの自治体より免許の取り消し処分を受ける見通しとなったことから、産業廃棄物収集運搬業や産業廃棄物処理業に関する許認可を10月22日に自主返上、実質的な収入源は(株)クリーンサポートシステムからの施設の賃料収入のみとなっていた。

一方、代表をはじめ役員が兼務する(株)クリーンサポートシステムも産業廃棄物処理業者における欠格条項に抵触するとして東京都でも同社に対する免許の取り消し処分を検討。これを受けて同社では11月に産業廃棄物の受け入れを停止したことで、唯一の収入源となっていた賃料収入も途絶えていた。こうした中、(株)クリーンサポートシステムについては事業の譲渡も検討していたものの不調に終わり、行政処分を待たずに両社ともに事業の継続は困難と判断し、今回の措置となった。

負債は2社合計で約50億円~60億円の見込み。