株式会社ビバック

(株)ビバック(資本金1000万円、品川区旗の台2-1-6、代表山田泰之氏)は、5月7日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は高井章光弁護士(港区西新橋1-15-5、高井総合法律事務所、電話03-3519-7800)。

当社は、2004年(平成16年)5月に設立された建設機械販売・レンタル業者。クレーン車を主力に国内大手メーカー製の建設機械、ダンプ、トラック等を取り扱い、新車販売ではメーカーからの仕入れのほかリース会社、レンタル業者を経由して販売、中古車では土木・建築業者や同業者、オークションなどからの仕入れで販売していた。販路は東京本社のほか中部支店、東北支店を設け、盛岡、秋田、いわきにも営業所を開設。国内の需要家にとどまらず、ロシアをはじめ米国、韓国、フィリピンなどにも現地法人を設立し、海外市場開拓に注力していた。国内にも多数のグループ会社を有し、ドイツの建機メーカーから販売権利を取得してのアドブルー(ディーゼルエンジン浄化用の尿素水溶液)の販売など新たな事業展開にも積極的だった。

大手建機メーカーに勤務していた代表の人脈と経営手腕によって一定の営業基盤を構築、近年は東日本大震災後の復興需要を取り込んで、順調に業容を拡大していた。2012年3月期の年売上高は約72億600万円だったが、2017年3月期の年売上高は約192億3900万円に達するなど、年商200億円の大台を目前としていた。

しかし昨年末、親密取引先だった(株)PROEARTH(神奈川県厚木市、2017年12月26日民事再生法申請→2018年2月28日破産開始決定、負債約151億8539万円)が破綻し、当社へも連鎖的に信用不安が波及。同社との取引関係において多額の不良債権が発生したことが明らかとなり、金融機関や取引先の警戒感が高まる状況となっていた。近時も余裕のない資金繰りが続くなか、ここに来て今回の措置となった。

なお、関係会社の(株)ビバックレンタル(資本金1000万円、東京都品川区旗の台2-1-6、登記面=宮城県仙台市宮城野区中野4-1-39、代表山田泰之氏)も、同日破産手続き開始決定を受けた。

負債は(株)ビバックが債権者約100名に対し約185億円、(株)ビバックレンタルが約10億円、2社合計で約195億円。なお、負債規模としては、2018年に入り2番目の大型倒産となった。

※破産管財人名の「高」は、正しくは「はしご高」です。