株式会社大湘技研

(株)大湘技研(資本金6500万円、神栖市砂山3-4、代表宮澤浩二氏、従業員85名)は、2月8日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は宮原一東弁護士(東京都中央区日本橋茅場町2-3-6 宗和ビル7階、桜通り法律事務所、電話03-6661-6553)ほか3名。監督委員には渕上玲子弁護士(東京都千代田区有楽町1-6-4 千代田ビル、日比谷見附法律事務所、電話03-3595-2062)が選任されている。

当社は、1981年(昭和56年)10月に設立された石英ガラスおよびシリコン素材の研削・研磨加工業者。半導体製造装置に組み込まれるもので、デジタル家電品、パソコン、携帯電話、自動車業界など幅広いニーズを背景に、2008年5月期には年売上高約56億500万円を計上していた。

しかし、リーマン・ショックにより半導体市場が大きく冷え込んだ影響で、2009年5月期の年売上高は約27億9700万円と大幅に落ち込み、損益も赤字に転落した。その後も半導体メーカーの減産や設備投資の凍結、先送りが止まらず、主力先からの受注量も大幅に落ち込んでいた。研磨機や三次元測定器など多額の設備投資負担が重く、余剰材料や減価償却費も負担となるなか、社内では帰休日を設け週休3日制をとるなど生産調整に取り組む一方、従業員を削減して対応していた。2011年から2013年にかけては、海外向けの新規受注先開拓効果で売上高が持ち直し、収益改善の動きもみられたが、ここにきて中国経済の減速で先行きの見通しが立たなくなり、自主再建を断念した。

負債は約42億円となる見込み。

なお、債権者説明会が2月10日(水)午前9時30分より、神栖市商工会(神栖市溝口4991)と茅場町大栄ビル(東京都中央区日本橋茅場町2-4-9)で開催される予定。

株式会社フューチュアー・マネージメント・コーポレーション

(株)フューチュアー・マネージメント・コーポレーション(資本金3000万円、中央区日本橋3-2-9、代表佐竹昌一郎氏)は、債権者より破産を申し立てられ、1月27日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は衞本豊樹弁護士(千代田区内幸町2-2-2、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業、電話03-5501-2111)。債権届け出期間は3月2日までで、財産状況報告集会期日は4月27日午後3時。

当社は、2004年(平成16年)4月の設立。代表の業界経験を活かして、絵画関係の展示販売を手がけていた。代表の佐竹氏は「ギャラリー・ショウ」のギャラリー名で、アンディ・ウォーホルなどのポップアートを中心とした作品を主に扱っていた。

しかし、事業展開にともなう資金繰りに余裕は見られないなか、昨年末に債権者より破産を申し立てられ、今回の事態となった。

負債は約79億7000万円。

アーツ証券株式会社

アーツ証券(株)(資本金5億円、中央区京橋3-6-18、代表川崎正氏)は、2月1日に東京地裁へ自己破産を申請、同日保全管理命令を受けた。

申請代理人は浦勝則弁護士(千代田区霞が関1-4-1、ブレークモア法律事務所、電話03-3506-3660)ほか6名。保全管理人は加々美博久弁護士(港区西新橋1-2-9、加々美法律事務所、電話03-3581-3901)。

当社は、2003年(平成15年)8月に外資系証券会社の東京支店の元社員らが中心となって設立された金融商品取扱業者。主に富裕な個人投資家やオーナー企業向けに資産運用アドバイスや資金調達などに関する情報などを提供していたほか、証券化商品などの金融商品の販売も行い、母体となった外資系証券会社が構築していた地方証券会社とのネットワークも活用、2013年3月期には年収入高約6億9800万円を計上していた。

そうしたなか、当社の実質的な親会社であり、医療機関が受け取る診療報酬を証券化したいわゆる「レセプト債」を発行していた(株)オプティファクター(品川区、11月13日破産手続き開始決定)とそのグループ会社7社が次々に破たん。販売面で大きな役割を果たしていた当社も、その影響が懸念されていた。1月29日付で証券取引等監視委員会からの処分勧告により関東財務局から公表された行政処分の内容を受け、今回の措置となった。

負債は債権者数約529名に対し、約59億1499万円。