株式会社大通エステート

(株)大通エステート(資本金5500万円、札幌市中央区南7条西12-4-27、代表杉本里子氏)は、12月10日に札幌地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は開本英幸弁護士(札幌市中央区南1条西12、開本法律事務所、電話011-272-6789)。

当社は、1959年(昭和34年)7月設立の不動産業者。マンションやアパートなど不動産売買のほか、自社ブランドで展開する賃貸マンションの運営なども手がけ、2007年9月期の年売上高は約21億900万円を計上していた。

収益物件の開発を主体に手がけるほか、2007年10月にはビジネスホテルを買収するなどしていたが、主な資金調達先であった金融業者が破たんしたことで資金調達が困難となり業容は縮小。物件の開発、販売は大きく落ち込み、2011年9月期の年売上高は約7億3000万円にダウン、在庫売却損などもあり、約3億8500万円の最終赤字を余儀なくされていた。

2012年1月には商号をそれまでの相愛土地(株)から現商号へ変更し、借入金の軽減に向けて不動産売却を進めていたが業況は回復せず、去る8月14日に債権者より破産を申し立てられていた。

負債は約38億2362万円。

株式会社コマレオ

(株)コマレオ(資本金4999万円、米沢市金池2-1-21、代表後藤秋信氏ほか1名、従業員90名)は、12月14日に山形地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けた。

申請代理人は菅野修弁護士(仙台市青葉区大町1-2-16、晩翠法律事務所、電話022-215-6611)ほか3名。監督委員には粕谷真生弁護士(山形市城西町4-14-35、城西町法律事務所、電話023-664-2851)が選任されている。

当社は、1956年(昭和31年)9月に石油製品および日用雑貨品小売を目的に創業、同年12月に法人改組。ガソリンスタンドのほか「コマレオ」の店舗名でホームセンターを展開し、積極的に事業を拡大。さらに、パチンコ店、酒類ディスカウントストア、飲食店など経営の多角化を図り、同地区の流通業者としてはトップクラスの規模に成長していた。事業の主力であるガソリンスタンドは独自の仕入ルートによるノンブランド店舗を展開。また、1995年には福島県福島市にパチンコ、物販、飲食店ほかの各種サービスを行う総合アミューズメント店舗「コマレオプラザ」を建設して注目され、近年のピークとなる2002年2月期には約94億7900万円の年売上高を計上していた。

しかし、市況の変化や同業者との競合激化から物販部門が振るわず、約20億円を投じて建設した「コマレオプラザ」をはじめ各店舗での採算が悪化。ここ数年は赤字決算が続くとともに、過年の投資負担が回収できない状況となっていた。その後も、各部門における同業者との競合激化から経営環境は好転せず、2015年2月期の年売上高は約63億円にとどまり、損益面も3期連続となる経常損失を計上、債務超過に陥っていた。

こうしたなか、融資を受けていた金融機関が今年3月に債権回収会社に債権を譲渡。同社が銀行口座を差し押さえ資金決済に誤算が生じたことから、自力での再建を断念し今回の措置となった。

負債は債権者約223名に対して約39億円。

市川総業株式会社

市川総業(株)(資本金1000万円、練馬区大泉学園町8-18-10、代表市川勝俊氏)は、12月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は植松泰子弁護士(港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)。監督委員は高松薫弁護士(千代田区霞が関3-2-5、隼あすか法律事務所、電話03-3595-7070)。

当社は、1972年(昭和47年)9月に設立されたゴルフ場運営業者。埼玉県内にある「美里ゴルフ倶楽部」および「美里ロイヤルゴルフクラブ」の2カ所のゴルフ場の運営を手がけていた。運営するゴルフ場はともにフラットなアメリカンスタイルのコースレイアウトとなっており、コース管理においても農薬削減を図るなど環境保全にも配慮するなど一定の評価を得て、2001年8月期には年収入高約21億7900万円を計上していた。

しかし、以降はゴルフ人口の減少などから業績は低迷を続け、2014年8月期の年収入高は約9億1600万円にまで落ち込んでいた。この間、経費削減や業務見直しなどで立て直しに努めていたが、預託金関連の資金負担も重荷となるなか、ここにきて民事再生法による再建を目指すこととなった。

負債は2015年8月期末時点で債権者約1800名に対し約92億5900万円の見込み。

なお、「美里ゴルフ倶楽部」「美里ロイヤルゴルフクラブ」の運営は現在も継続している。

株式会社ビューティ・ソリューションズ

既報、(株)ビューティ・ソリューションズ(資本金4320万円、港区赤坂4-2-3、代表山陰智也氏※)は、12月2日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は澤田和也弁護士(港区虎ノ門1-4-2、馬場・澤田法律事務所、電話03-5510-7703)。財産状況報告集会期日は2016年3月22日午後1時30分。

当社は、2010年(平成22年)4月に設立されたエステティックサロンの経営会社。女性向け店舗「Heart&Beauty(ハートアンドビューティ)」や、男性向け店舗「G-style(ジースタイル)」など全国約30店舗を展開していた。このほか、コンセプト別の店舗も展開しており、オーガニック化粧品を利用したリラクゼーションサロン「ハートアンドビューティリラク」、セルフ方式のネイルサロン「Self Style」、小顔専門エステサロン「Dollcia」も運営。また、タレントの東原亜希氏がプロデュースした骨盤ベルトなど美容関連商品の販売も行い、2014年3月期は年収入高約32億4900万円を計上していた。

しかし、新規出店、新事業開拓、他企業との提携などで資金需要が高まるなか、多額の債務を抱えて資金繰りがひっ迫したとして5月12日に民事再生法の適用を申請していたが、1)代表取締役の地位をめぐって争いがあること、2)再生債務者代表取締役が再生債務者の資金管理および従業員に対する指揮命令権を把握しているとは言いがたいこと、3)再生債務者において再生のために必要な運転資金の用意ができていないとみられること、として方針を変更。申立て事由が事実と異なる可能性もあり、同申立てを取り下げていた。その後、取引先に協力を仰ぎ事業継続に努めていたが、リース債権や家賃の支払いが滞っている状況が続き、事情継続は困難と判断したため今回の措置となった。

負債は申立て時点で約32億4000万円だが、変動する可能性がある。

なお、店舗は他社への引継ぎを行っている。