株式会社丸井ビルサービス

(株)丸井ビルサービス(資本金2000万円、登記面=札幌市中央区大通東2-4、代表清算人山崎昌彦弁護士)は、12月26日に札幌地裁より特別清算開始決定を受けた。

申請人は山崎昌彦弁護士(札幌市中央区大通西4-1、電話011-231-0200)。

当社は、1986年(昭和61年)3月の設立。百貨店経営を手がけていた旧・(株)丸井今井のグループ会社の1社として設立され、同社およびグループ企業を対象に、内装・外装・一般建築工事のほか、ビル総合管理業務を手がけ、98年1月期には年売上高約64億9300万円を計上していた。

2000年8月以降は従来の業務をグループ会社に移管し、当社は札幌市内で所有する不動産の賃貸業務に転換し、2001年1月期の年収入高は約11億8000万円を計上していた。

その後、旧・(株)丸井今井の経営が悪化し、会社分割により新・(株)丸井今井が設立されるなどグループ企業の再編・清算が進む過程で、当社は今年8月7日開催の株主総会の決議で解散を行い、その後、札幌地裁へ特別清算の申請を行っていた。

負債は北海道丸井今井(株)<旧・(株)丸井今井、2010年12月特別清算>1社に対して約40億3000万円。

清水鋼機株式会社

12月27日に札幌地裁へ自己破産を申請した清水鋼機(株)(資本金3450万円、小樽市港町5-4、代表清水雅章氏、従業員38名)は、翌28日に破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は原敦子弁護士(札幌市中央区大通西12-4、電話011-272-6661)。債権届け出期間は2月15日までで、財産状況報告集会期日は3月25日午後1時30分。

当社は、1888年(明治21年)創業、1967年(昭和42年)9月に法人改組。鋼材や生コンを主体に機械金物、サッシ建材、鉄鋼二次製品などの建築資材の卸を手がけ、道内外の大手ゼネコンや建設業者などを得意先に営業展開を行い、97年1月期には年売上高約164億9100万円を計上していた。

創業124年の業歴を有する老舗の業者で相応の営業地盤を確立していたが、近年は公共事業の削減や設備投資の伸び悩みなどから、主力先の建設業者を取り巻く環境の厳しさが続き、同業者間の受注競争や受注単価の低迷などから業況は悪化を余儀なくされ、2012年1月期の年売上高は約65億600万円にダウンしていた。

この間、業務の多角化を図るためプラスチックの再生処理事業や食用油脂の分解などバイオ事業などにも乗り出していたが、本格的に軌道に乗らずいずれも撤退を余儀なくされていたうえ、取引先の建設業者などの倒産で不良債権が膨らんだことなどが資金繰りを圧迫していた。

今期に入ってからも主力取引先である建設業者の経営環境が厳しさを増すなかで当社の受注は回復に至らず、中小企業再生支援協議会に支援を要請、金融機関への返済条件を変更してしのいでいたが、資金繰りは改善できず、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となった。

負債は約39億円。

有限会社渋谷オーツー

(有)渋谷オーツー(資本金1400万円、千代田区丸の内3-1-1、代表齋藤文範氏)は、12月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は大澤加奈子弁護士(千代田区丸の内2-4-1、電話03-3212-1451)。債権届け出期間は2013年1月21日までで、財産状況報告集会期日は3月22日午後2時。

当社は、2005年(平成17年)1月に、不動産ファンドの運営を主目的とした特定目的会社として設立。その後、2007年に複合商業施設「グランパーク」を競売で落札し、同施設の運営管理を行っていた。グランパークは、甲府市に所在する複合商業施設で、大手玩具メーカーや大手アパレルメーカーなどをキーテナントとして、飲食店や遊技場などの入居テナントを獲得。2000年には近隣に大型映画館がオープンしたことで集客力も高まっていた。

こうしたなか、前運営会社が先行投資の負担などで資金繰りがひっ迫し、債権者から申し立てられグランパークが競売にかけられたことで、当社が同施設を取得。テナント賃料の見直しなど立て直しを図っていたが、2011年に大型映画館が閉鎖されたことや、近隣のショッピングセンターとの競合によりテナントの撤退が相次ぎ、先行きの見通しが立たず今回の措置となった。

負債は債権者約20名に対し約36億円。

なお、グランパーク内のテナントは営業継続中。

NEWS CHEF株式会社

(株)アルティス(資本金4億8793万円、港区麻布台1-11-9、代表清算人三村藤明弁護士<港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111>)と、NEWS CHEF(株)(資本金4億9850万円、同所、同代表清算人)の2社は、東京地裁へ特別清算を申請し、12月13日に特別清算開始決定を受けた。

(株)アルティスは、1993年(平成5年)4月の設立後、休眠期間を経て2005年10月に病院等から排出される感染性プラスチック製廃棄物のリサイクルを目的に事業を再開した。その後、2008年3月にオリンパス(株)(東証1部)が当社を買収し、同社の子会社となっていた。医療機関を得意先に、注射器類、カテーテル類などを収集運搬し、最終的にプラスチック固形物に加工。食品加工業者向けに熱分解式油化プラントの製造も手がけ、2011年3月期には年収入高約1億6400万円を計上していた。

NEWS CHEF(株)は、1991年(平成3年)8月の設立後、休眠期間を経て、2003年8月に事業を再開。2008年3月にオリンパス(株)が筆頭株主となり、電子レンジ用調理容器「NEWS CHEF」の販売、同器具を使用したコンサルティングを目的に事業を展開、2011年3月期は年売上高約5億2900万円を計上していた。

しかし2社ともに赤字体質から脱却できず、厳しい経営が続いていた。こうしたなか、2011年にオリンパス(株)の巨額粉飾事件で、過去の損失を処理するスキームに2社の買収が利用されていたことが発覚。以降、グループ全体の事業見直しを進めていたが、採算性の観点から事業撤退を決定し、(株)アルティスは11月9日、NEWS CHEF(株)は9月27日に解散していた。

負債は2012年3月期末時点で(株)アルティスが約42億875万円、NEWS CHEF(株)が約65億7979万円で、2社合計で約107億8854万円。