株式会社SKK<旧商号・佐藤建設工業株式会社 >

(株)SKK(資本金4億6474万円、二戸市金田一八ッ長88-5、登記面=東京都港区新橋2-9-16、代表清算人松村正哲氏)は、3月30日に東京地裁へ特別清算を申請した。

当社は、1938年(昭和13年)創業、73年(昭和48年)6月に佐藤建設工業(株)として法人改組。土木建築工事を中心に官公庁や民間工事などの受注を得て業容を拡大、最盛時の98年5月期には約124億円9300万円の年売上高をあげていた。しかし、積極的な事業多角化や営業所網の拡大策に伴う投資負担などから収益低迷を余儀なくされ、土木部門の人員削減などを実施していた。

さらに、2005年には東京都内の不動産管理業者と業務提携、その後同社の出資を得て実質傘下に入り、2008年に本店を都内に移転、2009年には再び本店を岩手県二戸市内に戻していた。この間も不動産市況の低迷を受けて受注が伸びず、業績も一段と落ち込み、赤字が拡大。その都度、債務超過回避のため増資など金融支援を得てきたが、2010年5月期の年売上高は約10億1900万円、経常損失約1億5500万円となり、6期連続で赤字となっていた。また、当社は岩手県内の建設会社が独禁法違反で公正取引委員会から排除勧告を受けた件で、指名停止と課徴金納付命令を受けてきた。

今後の事業展開に際して赤字がともなうことなどから今年2月28日に解散を決議するとともに現商号へ変更し、3月1日には本店を岩手県二戸市から現所に移転していた。

負債総額は約37億5000万円。

王子リゾート株式会社

王子リゾート(株)(資本金5000万円、玉野市永井2726、代表清算人安田寛氏)は、3月16日に岡山地裁より特別清算開始決定を受けた。

当社は、1988年(昭和63年)12月に玉野市が出資する第三セクター方式で設立されたホテル業者。瀬戸大橋の開通に伴い、それまで四国からの旅客に対する本州側の窓口であった玉野市を取り巻く環境が厳しくなることが予想されるなか、地域振興を目的に大規模なレジャー施設を建設する計画を進め、玉野市と地元企業の事業化支援を国に要請。環境庁(当時)が全国で5カ所指定した国立・国定公園施設整備事業の第一号に選ばれ、外郭団体の環境事業団が総合保養地域整備法(リゾート法)による財政投融資を活用して約40億円を投じてホテルを建設することとなった。ホテルは、瀬戸内海を一望できる王子が岳(標高234メートル)山頂近くに、「王子アルカディアリゾートホテル」の名称で、10階建てのホテルを92年に着工、93年9月の建物完成を経て、当社がホテルを運営する受け皿会社として買い取り、内装工事を経てオープンする予定であった。

しかし、バブル経済が崩壊した状況下で、かつ過少資本でスタートしたため、内装工事代金の支払いが滞り、新たな資金調達が困難となり工事を中断。その後、当社の初代社長が死去し事業計画も立てられぬまま、実質的に休眠状態となっていた。こうしたなか、当初の売買代金の支払いが滞っていたため、債権者の環境事業団より同物件が差し押さえられた後、2006年5月に競売を経て地元不動産業者オーナーが落札していた。

その後も、各機関との調整がつかず、建築工事が再開されることもなく、2010年3月25日開催の株主総会で解散を決議していた。

負債は約38億円が見込まれる。

エフ・アイ株式会社

エフ・アイ(株)(資本金5000万円、福島市太平寺沖高55、代表金子與志邦氏)は、3月23日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

破産管財人は鈴木銀治郎弁護士(東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル4階、隼あすか法律事務所、電話03-3595-7070)。

当社は、1946年(昭和21年)9月に大手自動車メーカーの販売修理を目的に設立された。福島県内に会津、郡山、いわき、白河、県央(須賀川)、相双の7店舗を展開、トラック・バスの福島県販売業者として県内に2000社内外の顧客を有し、業界上位規模に位置づけられるまでに成長してきた。積極的な営業展開によって、95年10月期の年売上高は約105億4700円を計上していた。

しかし、その後営業環境が悪化し得意先からの受注減によって、2010年3月期(96年から決算期変更)の年売上高は約68億円まで大きく落ち込み、約13億7600万円の大幅欠損によって債務超過に陥っていた。その後2010年12月1日に事業を停止、別会社に自動車販売などの事業および従業員約220人の雇用を引き継ぎ、整理をすすめていた。

負債は2010年3月期決算時点で約70億円と見込まれるが変動している可能性がある。