小樽開発株式会社

小樽開発(株)(資本金1億円、小樽市稲穂1-4-1、代表岩永政晃氏)は、4月13日までに事後処理を坂口唯彦弁護士(札幌市中央区大通西9、電話011-251-6220)に一任、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1988年(昭和63年)4月に地元有力地権者などの出資のもと、小樽市稲穂地区の再開発事業を目的に設立。90年8月に再開発を手がけたビルが竣工し、以降、「丸井今井小樽店」「小樽グランドホテル」を主力テナントに事業展開を図り、2000年3月期には年収入高約14億5600万円を計上していた。

小樽市の中心的な商業施設ビルとして機能してきたものの、景気の低迷が長期化するなかで一部テナントから家賃収入の回収不能や遅延が発生したことから財務内容は悪化。さらに2005年10月には主力テナントであった「丸井今井小樽店」が丸井今井グループの経営再建のもとで閉店・撤退したことに加え、(株)小樽グランドホテルの経営悪化により同社からの未収入金が固定化し、債務超過に陥っていた。

「丸井今井小樽店」の撤退後、商業施設ビルを再開発し一部をショッピングモール「おたるサンモールネオ」として当社が所有・管理しテナント各店が営業を続けてきたが、2008年3月期の年収入高は約3億5200万円にまで落ち込んでいた。先行きの見通しが立たない状況が続くなか、2009年3月には主力テナントの(株)小樽グランドホテルが自己破産を申請、多額の不良債権が発生したうえ、ショッピングモールも閉店。その後、テナント誘致は進まず、施設の売却交渉を進めてきたものの不調に終わり、事実上休眠状態に陥っていた。

負債は約80億円。