合同会社マホガニー・デベロップメント

合同会社マホガニー・デベロップメント(資本金50万円、登記面=豊島区西池袋1-2-1、職務執行者小川聡氏)は、11月11日に東京地裁へ自己破産を申請し、18日に破産手続き開始決定を受けた。

申請代理人は中根秀樹弁護士(港区北青山3-6-19、電話03-5469-3230)。破産管財人は谷津朋美弁護士(港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。債権届け出期間は12月16日までで、財産状況報告集会期日は2010年2月18日午前10時30分。

当社は、2006年(平成18年)10月に設立した不動産業者。2009年3月10日に会社更生法の適用を申請した元・東証1部上場のパシフィックホールディングス(株)(東京都千代田区)の貸付先で、同社の2008年11月期決算時点では当社への貸付金は約36億4600万円。

株式会社江守

(株)江守(資本金4800万円、射水市二の丸町16-30、代表江守淳一氏、従業員33名)は、11月30日に富山地裁高岡支部へ自己破産を申請した。

申請代理人は樋爪勇弁護士(高岡市中川本町1-12、樋爪法律事務所、電話0766-23-0732)。

当社は、1931年(昭和6年)3月創業、69年(昭和44年)6月に法人改組された木材卸、製材業者。木材卸・製材業者としては富山県内上位に位置付けられ、71年3月に長野営業所の開設を皮切りに、77年に金沢、91年に福島、93年には高崎に営業所を開設するなど積極的な営業展開。また、業容の拡大から最盛期となった97年3月期の年売上高は約112億6700万円を計上していた。

しかし、バブル崩壊に伴う住宅着工の減少から市況は大幅に悪化したことで、99年5月には福島営業所を閉鎖、2001年7月に片口工場閉鎖および売却などの業容縮小を行っていた。新たに住宅リフォームに進出し、経営の再建を目指していたが、2003年3月期の年売上高は約45億3300万円とピーク時からは半減していた。

さらに、北洋材の高騰からロシアナホトカで製材工場を新設し、収益性の向上を目指していたが、国内での売り上げ減少に歯止めがかからず、2005年7月に秋田営業所と東京駐在所を廃止するなど更なる業容の縮小を行ったが、2009年3月期の年売上高は約40億8000万円にとどまっていた。大口不良債権の発生もあって欠損計上を余儀なくされ、2009年9月以降の売り上げが大幅に落ち込み、遂に支え切れず今回の措置となった。

負債は金融債務を含め約34億円と見込まれる。

なお、グループ会社の江守建材工業(株)は11月30日に民事再生法の適用を申請している。

株式会社入船荘

(株)入船荘(資本金1000万円、嬉野市嬉野町岩屋川内甲333、登記面=嬉野市嬉野町下宿乙2330、代表小芦重昭氏、従業員25名)は、11月18日に佐賀地裁武雄支部へ民事再生法の適用を申請していたことが判明した。

申請代理人は牟田清敬弁護士(佐賀市中の小路7-21、電話0952-22-4489)ほか1名。

当社は、1954年(昭和29年)4月に温泉旅館の経営を目的に創業、59年(昭和34年)2月に法人改組した。97年4月には約35億円をかけて2店舗目のホテル「華翠苑」をオープン、ピーク時には10億円を上回る年収入高を計上していた。

しかし、景気低迷で嬉野地区の集客力が低下したうえ、ホテル「華翠苑」の投資が負担となっていた。このため、2003年5月に入船荘を売却したが借入金の圧縮は思うように進まず、業況も伸び悩み、2009年8月期の年収入高は約2億4000万円にまで落ち込んだ。最近も景気悪化で団体客の利用が減少、先行きの業況回復が見込めないことから今回の措置となった。

現在、ホテル売却を含めて再生計画案の策定を進めているといわれる。なお、2003年に売却した入船荘は(有)ホテルマネジメント(嬉野市)が営業しており、当社と全く関係はない。

負債は約33億6000万円が見込まれる。

株式会社アイビー興産

(株)アイビー興産(資本金7000万円、港区芝3-24-2、代表磯部一夫氏)は、12月25日に東京地裁へ自己破産を申請した。

申請代理人は千原曜弁護士(千代田区内幸町1-1-7、電話03-5511-4400)ほか。

当社は、1907年(明治40年)6月に静岡県蒲原町にて創業、35年(昭和10年)5月に法人改組した塗装工事業者。橋梁を主体に鉄塔やプラント設備、一般建築物の塗装を手がけ、インフラ整備の進展にあわせて当社の業容も拡大。国内でも上位クラスの業者として知られ、2005年9月期には年売上高約87億8200万円を計上していた。

公共工事が減少するなかで近年は、食品・医薬品工場の防水工事のほか、自社オリジナルの処理剤「グリップパワー」を用いた転倒事故防止のための防滑処理工事に注力。また、ビュファ・コンクリートプロテクシーヨン・ジャパン(株)(千代田区、2009年11月破産)が取り扱う塗料資材の販売代理店となったことから売り上げは大幅に増加、当社公表の年売上高は2007年9月期が約98億6000万円、翌2008年9月期には約167億7700万円へと伸張していた。

ところが、塗料資材の販売代理店としての卸売事業において大口の不良債権が2009年2月に発生、この背景に不透明な取引も指摘される事態となり、2月には決済難が表面化していた。このため、塗料資材の卸売を除いた事業を関連会社に移管、当社については商号をそれまでの磯部塗装(株)から(株)アイビー興産に、関連会社の商号を磯部塗装(株)にそれぞれ変更。以降、当社については清算する方向で調整していた。

負債は約65億円。

なお、現在の磯部塗装(株)(東京都港区)は当社と別法人であり、事業は継続している。