株式会社アーバンフーズ

(株)アーバンフーズ(資本金2500万円、新宿区大久保2-4-12、代表柳楽光雄氏、従業員35名) は、5月15日に事後処理を西村孝一弁護士(港区南青山1-15-2、電話03-3401-1471)ほか3名に一任した。今月末をメドに、東京地裁へ自己破産を申請する見通し。

当社は、1990年(平成2年)4月設立、その後休眠状態を経て93年10月に事業を再開した食肉・水産加工品卸。冷食大手の(株)加ト吉(香川県観音寺市、東証・大証1部)、加ト吉水産(株)(香川県観音寺市)からそれぞれ16.6%の出資を得ていた。牛肉、豚肉、鳥肉およびその加工品、輸入水産加工品などの卸を手がけ、生協をはじめとして食肉加工業者、食肉加工問屋など比較的広範な地域に多数の得意先を獲得、2001年7月期には年売上高約62億7000万円を計上していた。

その後も新規顧客の開拓など積極的な営業展開によって、業容は拡大の一途をたどり、2006年7月期の年売上高は約120億5700万円に達していた。

しかし、以前から継続していた加ト吉グループとの不透明な取引が表面化し、今年4月以降は主要取引先からの商品仕入れが不可能となったうえ、主要取引行からの金融支援も打ち切られ、資金繰りに行き詰まったことから、今回の措置となった。

負債は約85億円。

株式会社ナガサキゼリー

(株)ナガサキゼリー(資本金3億5000万円、長崎市中里町2178)は、5月15日長崎地裁に特別清算を申請した。代表清算人は石原康人弁護士(東京都港区虎ノ門1-6-12、電話03-3519-8321)。

当社は1969年(昭和44年)1月創業、71年(昭和46年)7月に多良見青果(株)として法人改組したカップ入りゼリーなどフルーツ加工食品製造会社。88年1月には(株)たらみへ商号を変更、工場新設など積極的に投資を行い、ココナッツミルクを発酵させゼリー状に固めた「ナタ・デ・ココ」は看板商品に成長。ドライゼリー部門における全国シェアは60~70%を占めるまでになり、ピーク時の2002年(平成14年)3月期には約246億6000万円の売上高を計上していた。

しかし製造ラインの急増に伴い過剰在庫を抱え、これを解消するために100円セールを実施したことにより採算性が急速に悪化。同期の当期損失は15億5800万円と大幅赤字に転落していた。その後も売上高の減少が続き、「ながさき企業再生ファンド」から債権放棄を含めた支援を受け立て直しを図っていたが、売上高の減少は止まらず、06年3月期で再び債務超過に転落していた。

今年3月19日付けで米国サン・キャピタル・パートナーズの日本法人と事業譲渡契約を締結。事業引受会社として(株)ゼリーを設立し、同社に4月26日に事業譲渡手続が完了。同日に(株)ゼリーが新会社の(株)たらみへ、当社は(株)ナガサキゼリーへ商号変更していた。

負債は約82億3000万円。

なお新会社(株)たらみは、通常通りの営業活動を行っている。

幸福商事株式会社

幸福商事(株)(資本金1億円、新潟市西区大野町2914-2、代表菊池宏氏)は4月27日に新潟地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

申請代理人は、今井誠弁護士(新潟市中央区新光町10-2、電話025-280-1111)。破産管財人は勝見洋人弁護士(新潟市中央区東中通一番町201-1、電話025-224-6647)。債権届け出期間は6月15日まで、財産状況報告集会は7月23日午後3時。

当社は、1986年(昭和61年)8月、飲食店の経営を目的に福交商事(株)として設立、2006年6月に現商号へ変更した。福島県本宮町の東北自動車道安達太良サービスエリア内(上り線)にて食料品、土産物などの売店経営と「福交レストラン」の経営を手がけていた。

しかし、従前から繰越欠損を抱えながらの経営で債務超過に陥っていたうえ、景気低迷の影響による個人消費の減退から売上高は下降線をたどっていた。2005年4月には当社が経営する売店、レストランについて関係会社が営業を継承していたが、債務返済の滞りから、4月16日に債権者から破産を申し立てられていた。

負債は約31億円の見込み。

株式会社サニーフィールドゴルフ倶楽部

(株)サニーフィールドゴルフ倶楽部(資本金1億1000万円、茨城県常陸大宮市野口1743-14、登記面本店=東京都港区西麻布3-17-26、代表佐藤友久氏)は、5月14日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。

申請代理人は野中信敬弁護士(東京都千代田区紀尾井町3-20、電話03-3288-5228)。

当社は、1983年(昭和58年)7月、五洋物産(株)(東京都)の系列会社としてゴルフ場の経営を目的に設立された。87年7月、常陸大宮市野口(旧:御前山村野口)に18ホールのゴルフ場「サニーフィールドゴルフ倶楽部」をオープン、開業時の会員数は約5000名を数えた。その後、景気の長期低迷のなかで預託金償還問題などからゴルフ場の経営環境が悪化、当社も97年7月に償還期限が到来し、10年延長を決議したが、会員の同意が得られず、経営再建は暗礁に乗り上げていた。

このため、主要な会員らが中心となって98年4月に常陸大宮市に(株)エス・エフ・ジーを設立。コースの運営を受託した同社は4億円台の年収入高を計上していた。

しかし、延長していた預託金の返還期日が今年7月に迫っていたことで今回の措置となった。

負債は約170億円。

なお、(株)エス・エフ・ジー(資本金1000万円、茨城県常陸大宮市野口1743-14、代表岡本隆氏)も同日、同地裁へ民事再生法の適用を申請している。