株式会社エス・シー・シー

(株)エス・シー・シー(資本金5000万円、坂東市菅谷2340、代表清算人清起一郎弁護士)は、7月21日開催の株主総会で解散を決議し、水戸地裁下妻支部へ特別清算を申請、10月6日に同地裁同支部より特別清算開始決定を受けた。

当社は、1986年(昭和61年)11月にゴルフ場経営を目的として設立。98年11月に「猿島カントリー倶楽部」をオープン。「ワンイヤーメンバーズ」と称した年度会員制を採用して約3000名の会員数を誇っていた。各種コンペの開催など集客企画で入場者数確保を図り、2000年3月期には年収入高約6億3300万円を計上していた。

しかし、その後は入場者数の減少が続いたことに加え、プレーフィー、飲食代など客単価も低下し、2005年3月期の年収入高は約5億2400万円に低迷。加えて、過大なゴルフ場開発資金などの債務が重荷となり、返済が滞るなど資金繰りは悪化していた。このため、2005年12月にゴルフ場運営事業を他社に会社分割して当社は清算業務を行い、今回の措置となった。

負債は約486億円。

なお、「猿島カントリー倶楽部」は分割会社にて営業を継続している。

株式会社大都

(株)大都(資本金3000万円、田方郡函南町上沢956-1、代表徳原徹氏)と大都リッチランド(株)(資本金4000万円、同住所、同代表)は、ともに債権者より静岡地裁に破産を申し立てられ、10月23日に破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は森本耕太郎弁護士(沼津市吉田町25-2、電話055-931-5551)。

大都は、1965年(昭和40年)12月に設立。不動産開発を手がけていた大都リッチランド(1984年5月、任意整理、静岡県田方郡、負債77億円)の所有する不動産の保守管理を手がけていた。しかし、大都リッチランドが不動産ブームの沈静化に伴う売れ行きの鈍化から倒産。連鎖する形で84年7月に負債約25億円を抱え任意整理に入り、所有不動産の売却に努めていた。

その後、大都が管理していた別荘地の「伊豆エメラルドタウン」は、分譲後の管理が行き届かず住民の自主管理組合が組織されていたが、水道施設の所有権を有する大都が管理組合に対し水道施設を勝手に使用してきたとして使用損害金を求めて提訴、組合側も水道施設を封鎖されたとして逆に損害賠償を請求するなど紛争に発展。このたび管理組合が大都および大都リッチランドに支払い能力がないとして破産を申し立てていた。

負債は、大都および大都リッチランドの2社合計で約70億円。

株式会社応微研

(株)応微研(資本金7億2850万円、中央市乙黒326、代表堀内勲氏、従業員18名)は、10月26日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は小林公明弁護士(東京都千代田区四番町7-16、電話03-5214-3585)。

当社は、(株)日本応用微生物研究所の渉外部門として1990年(平成2年)5月に設立した。その後、94年5月に同社を吸収し、主にアガリクス茸(商品名ABPC/アガリクス茸菌糸体加工食品)、メシマコブ関連製品の製造販売のほか、微生物農薬の独自開発を進めてきた。近年の健康食品ブームやアガリクス人気から急成長を遂げ、大手商社、投資会社などからの出資を受けていた。2000年3月には本社事務所を新築し、同年8月には試験センター、2001年7月には生産センターを新設。さらに2002年にはシンガポール、ニューヨークに現地法人(子会社)を設立して事業の拡大を図り、ピーク時の2003年7月期の年売上高は約24億2800万円を計上していた。

しかし以降は、主力業務であるアガリクス茸の販売は新規参入業者の増加や、安値販売による市況軟化、誇大広告の規制等によりかげりが見え始め、赤いプロポリスなど新商品投入を図ってきたものの売り上げ減少に歯止めがかからず、2005年5月には、薬事法違反の疑いで警視庁の捜索を受けていた。また、一時期の急成長により固定費の負担増や設備投資、研究開発費など先行投資による経営計画の失敗も重なり、30億円を超える金融債務が重荷となっていた。2005年7月期の年売上高は約9億9400万円にまで減少、約20億4700万円の当期損失を強いられていたうえ、今年1月には従業員への賃金未払いが発覚、甲府地検に書類送検されていた。この間、外部から代表社長を招き入れ経営再建を模索してきたが、主力製品のアガリクス茸は需要回復に至らず、今回の措置となった

負債は約42億円。

京都日吉観光株式会社

10月5日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した京都日吉観光(株)(資本金1000万円、南丹市日吉町保野田池ヶ谷1、代表田島章吉氏、従業員7名)は、10月16日に再生手続き開始決定を受けた。

再生債権の届け出期間は11月20日までで、債権の一般調査は2007年1月15日から29日まで。

当社は、1986年(昭和61年)10月に京都東山観光(株)(京都市東山区)の系列コースとして、「にのうみゴルフ倶楽部ひよしコース」を開発・運営するために設立。18ホールのゴルフコースで91年9月にオープンし、93年11月期には年収入高約6億4300万円をあげていた。

しかし、バブルの崩壊と会員権販売が計画通り進まず、利用者が伸びず、2005年11月期の年収入高は約3億5400万円にとどまり、11期連続して欠損を計上し繰越損失は約7億円に上っていた。
さらに、今年3月にはメーン銀行からの借入金が債権回収会社へ譲渡され、資金調達力も限界に達し、今回の措置となった。

負債は2005年11月末時点で、借入金、会員預託金を主体に、約67億円。