株式会社ハートランド

(株)ハートランド(資本金5000万円、勇払郡安平町追分春日11、登記面=東京都中央区日本橋蛎殻町2-10-11、代表塚原純二氏)と、(株)サンランド札幌(資本金5000万円、岩見沢市栗沢町加茂川184、登記面=東京都中央区日本橋蛎殻町2-10-11、同代表)の2社は、7月7日に東京地裁へ民事再生法を申請した。

申請代理人は熊谷信太郎弁護士(東京都千代田区永田町2-10-2、電話03-3597-0013)ほか4名。

(株)ハートランドは、1989年(平成元年)2月に設立されたゴルフ場経営業者で、大手ゼネコンが関連会社を通じて経営に参画し、同年12月に着工、92年9月にゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」(27ホール)をオープン、2000年3月期には年収入高約3億5000万円を計上していた。

しかし、その後は景気低迷の影響などから入場者数は年々減少。加えて近隣ゴルフ場との競合激化からプレー料金の値下げを行ったため、2005年同期は年収入高約2億2000万円にとどまっていた。また、過年度から多額の累損を抱えるなど余裕のない財務内容となっていた。こうしたなか、会員への預託金償還が重荷となり、自主再建を断念、今回の措置となった。

(株)サンランド札幌は、1970年(昭和45年)12月に設立。92年6月にオープンした「エムズゴルフクラブ」(18ホール)の経営を手がけ、97年3月期には年収入高約4億6100万円を計上していた。

しかし、近年は集客低迷が続き、近隣ゴルフ場などとの競合激化から客単価も下落。2000年同期の年収入高は約2億8300万円にまでダウンしていたうえ、預託金の償還負担が重荷となっていた。

負債は、(株)ハートランドが約147億円(うち預託金約17億7600万円)、(株)サンランド札幌が約110億円(うち預託金約13億2500万円)で、2社合計約257億円。
なお、両ゴルフ場とも営業は継続している。

株式会社松乃井ホテル

(株)松乃井ホテル(資本金5000万円、利根郡みなかみ町湯原551、代表佐鳥彰俊氏、従業員175人)は、7月5日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は赤羽富士男弁護士(東京都千代田区麹町4-3-3、電話03-5215-8923)。

当社は、1956年(昭和31年)4月に設立。水上温泉で温泉旅館「松の井ホテル」を経営するほか、関越自動車道SA内のレストラン運営を手がけていた。同旅館は、自社所有源泉からの天然温泉で、79年に約20億円を投下し14階建てのホテル新館をオープンしたほか、88年7月にも約20億円を投下しホテル増築およびロビーの改修を行い、収容人数約1200人と水上温泉内においてはトップクスの業容を誇り、93年6月期には年収入高約45億円を計上していた。

しかし、レジャーの多様化やスキー人口の減少を背景として業容は縮小傾向をたどり、近年は年収入高20億円台後半で推移していた。また、2004年10月の新潟県中越地震発生による関越自動車道の一時閉鎖に伴い紅葉シーズンの集客が減少し、2005年同期の年収入高は約21億3000万円に落ち込み、大幅欠損を計上。さらに、2005年末から2006年にかけての豪雪による顧客離れで減収となり、庭園など設備被害に伴う損失も発生していた。

こうしたなか、多額の金融債務を抱え、経営改善にメドが立たないことから、今回の措置となった。

負債は約42億3000万円(金融債務は約39億円)。

松崎交通株式会社

松崎交通<まんざきこうつう>(株)(資本金1300万円、成田市東和泉443-18、代表野山勝明氏、従業員170人)は、6月28日に千葉地裁へ民事再生法を申請し、同月30日に保全命令を受けた。

申請代理人は伊藤昌毅弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、電話03-5220-3361)ほか2名。監督委員には菊地秀樹弁護士(千葉市中央区中央2-8-5、電話043-225-3041)が選任されている。

当社は、1978年(昭和53年)4月にハイヤー業を目的に設立した。その後一時休眠状態だったものを前代表が85年1月に買収し営業を再開した。国内大手航空会社や成田国際空港に離発着する海外の航空会社を得意先にハイヤー業を手がけるほか、一般個人客を対象にタクシー業も併営、ピーク時の2003年3月期には年収入高約16億1000万円を計上していた。

しかし、その後は得意先からの受注減少から、2005年同期の年収入高は約14億8800万円にとどまり、従業員への退職金の支払いから経常損失を余儀なくされ、累損は数千万円に膨らんでいた。営業努力により近時の業績は堅調であったが、設備投資や2004年6月の東京都板橋区のタクシー会社買収に伴う借入金負担が重く、今回の措置となった。

負債は約36億円の見込み。