ホロン株式会社

ホロン(株)(資本金1億2000万円、千代田区神田須田町2-25-2、代表落合昌男氏、従業員131人)は、6月30日に東京地裁へ自己破産を申請した。

申請代理人は瓜生健太郎弁護士(港区赤坂1-12-32、03-5575-8400)ほか。

当社は、1935年(昭和10年)創業、50年(昭和25年)3月に法人改組した婦人服製造業者。「Powal Holon」をはじめとする自社ブランドのブラックフォーマルウェアを主力商品とし、東京本社のほか、大阪・福岡に営業所を設置、百貨店、専門店、量販店を得意先としていた。2004年には別会社より婦人服プレタポルテの営業権を譲り受けたことなどが寄与し、ピークとなる同年12月期は年売上高約51億7100万円を計上していた。

しかし、翌2005年同期はプレタポルテ部門が計画通りに伸びず、年売上高約50億2000万円にとどまったうえ、主力のブラックフォーマルウエアの競争力低下や、ファッションアドバイザーの雇用増による経費負担や借入金利負担などから約1億1500万円の最終赤字となっていた。

負債は2005年12月末時点で約38億円。

日本リクレート株式会社

日本リクレート(株)(資本金8000万円、東京都文京区小石川2-1-1、佐藤正彦社長)は、6月23日に東京地裁へ自己破産を申請した。

申請代理人は武内秀明弁護士(東京都中央区京橋1-5-5、電話03-5200-0234)ほか。

当社は、1987年(昭和62年)2月に設立されたゴルフ場経営業者。96年10月に仮オープン、97年7月にグランドオープンした「ゴルフ&スポーツましこ倶楽部」(栃木県芳賀郡、18ホール)の経営を手がけ、98年12月期には年収入高約4億1900万円を計上していた。

しかし、ゴルフ場開発に伴い金融機関から100億円を超える借り入れを行った結果、オープン当初からその返済が重荷となり、財務面は債務超過となっていた。このため、99年にゴルフ場の運営・管理を別会社に委託するなど経営改善に努め、近年は年間4万人の来場者を確保するまでに営業成績は回復していた。

依然として借入金は高水準の状態が続くなか、来年8月から40億円超の預託金償還が始まるうえ、期間収益だけでは今後も多額の金融債務を圧縮できる見通しが立たないことから、資産の公平・公正な分配処理を行う目的で、今回の措置となった。

なお、ゴルフ場の運営は別会社が今後も続けていく意向。

負債は2005年12月末時点で約127億9600万円(うち預託金約43億1500万円)。

ピース産業株式会社

ピース産業(株)(資本金2億4000万円、静岡市清水区長崎217、代表秋山武久氏、従業員80人)は、6月26日に静岡地裁へ民事再生法を申請し、27日に保全命令を受けた。

申請代理人は廣瀬清久弁護士(静岡市葵区常磐町2-6-8、電話054-272-6191)。

当社は、1959年(昭和34年)4月創業、63年(昭和38年)5月に法人改組された。当初はプラスチック成形業を手がけていたが、その後、設備工事業に転換。近年は、水処理、空調、給排水などの管工事を主体に、機械器具設置、消防設備、鋼構造物工事を行っていた。2001年には「駿富日本平の里」と称する農園を一般公開するなど、自社商品の土壌改良材「ピースソイル」を用いて農園経営にも進出。このほかグループ会社で、保守点検、立体駐車場施工、損保代理などの事業も行っていた。主力の工事部門は、数多くの上場企業を得意先に抱え、静岡県を中心として本州全般にまで営業エリアを拡大、ピーク時の2002年3月期には年売上高約45億2900万円を計上していた。

しかし、土壌改良材の開発費負担や、同商品PRのために開園した農園用地・建物等への設備投資に伴う多額の借入金が重荷となっていたうえ、主力である管工事の受注低迷により2005年同期の年売上高は約35億8100万円にとどまっていた。このため、2006年秋の再オープンを前提に昨年農園を休園したほか、支払いサイトの変更や固定預金の取り崩しなどで繰り回していたが、工事部門の業況回復の兆しは見られず、ここにきて自力再建を断念した。

負債は約70億円。

大拓株式会社

大拓(株)(資本金1000万円、寝屋川市香里北之町2-2、代表中村和子氏)は、5月11日に大阪地裁へ自己破産申請し、同月31日に同地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

破産管財人は山田勝彦弁護士(大阪市中央区平野町2-1-14、電話06-6231-5656)。財産状況報告集会期日は9月25日午後3時。

当社は、1966年(昭和41年)10月創業、69年(昭和44年)9月に法人改組。寝屋川市およびその周辺地区を主要営業エリアに、不動産売買・仲介・賃貸および建築工事を手がけ、ピーク時の91年8月期には年売上高約39億4400万円を計上していた。また、グループ会社でビジネスホテル、シティホテル、カラオケハウスを経営、代表中村氏や前代表の故・中村雅一氏は、「ダイタクヘリオス」など競走馬の馬主としても知られていた。

しかし、競走馬の保有に資金が流出していたうえ、不動産購入やホテル建設などの資金を旧住専や金融機関からの借入金でまかなっていたことから、金融債務がグループ全体で100億円を超え、財務内容は脆弱であった。加えて、バブル崩壊後の地価の大幅な下落で物件が売れ残り、業績は著しく悪化。このため、資産処分などで借入金の削減を図っていたが、以降も不動産市況の低迷で業況は好転せず、2000年11月開催の株主総会で解散を決議していた。

負債は約188億円。

なお、グループ会社で不動産賃貸業の中村総合建設(株)(資本金3000万円、同所、同代表)およびホテル経営の大発(株)(資本金1000万円、同所、同代表)が5月31日に、競走馬生産保有の(有)太陽ファーム(資本金1000万円、同所、同代表)が6月23日に、それぞれ大阪地裁より破産手続き開始決定を受けている。

負債は、中村総合建設(株)が約159億円、大発(株)が約196億円、(有)太陽ファームが約158億円であるが、相互に保証債務などがあるため、グループ全体の実質的な債務は200億円弱になるもよう。