タストン・エアポート株式会社


タストン・エアポート(株)(資本金1億2000万円、世田谷区経堂4-17-20、登記面=世田谷区成城2-31-17、代表立石勲氏)は、債権者から破産を申し立てられ、6月15日に東京地裁より破産手続きにおける保全管理命令を受けた。

保全管理人は加々美博久弁護士(港区西新橋1-2-9、加々美法律事務所、電話03-3581-3901)。

当社は、1974年(昭和49年)10月に設立。都内にある土木建築工事業者のグループ会社として、鹿児島県に所在する馬毛島を所有し、管理、保安業務を行っていた。馬毛島(面積8.20k㎡)は種子島西沖合約12kmの独立島で、過去にはレジャー開発、石油の備蓄基地などで注目されていた。馬毛島を巡っては在日米軍の空母艦載機離着陸訓練の移転候補地として防衛省が検討してきた経緯があり、動向が注目されていた。

しかし、買収交渉や開発工事に対する市民の反対活動などマスメディアでもたびたび取り上げられてきた。当社は同島の主要な所有者として管理、保安業務を担ってきたが、2016年11月、日本政府と当社が売買に向けての合意書を締結し、同年12月には鑑定評価業務の競争入札を開札。2017年3月末までには買収額が確定に向かうものとされていたが、その後も売値と買値に乖離があるなど交渉が進展しないなか、今回の事態となった。

なお、会社側では破産を申し立てた債権者との協議の上、取り下げを要請するとしている。

負債は2016年10月期末で約240億2800万円だが、その後に変動している可能性がある。


「出典:帝国データバンク」