エヌエー工業株式会社<旧:日本圧延工業株式会社>


エヌエー工業(株)(資本金2億2777万1750円、伊丹市南本町6-4-6、代表清算人池上由樹氏、旧商号:日本圧延工業(株))は、10月31日に神戸地裁伊丹支部へ特別清算を申請した。

申立人は池上由樹弁護士(大阪府大阪市中央区北浜2-3-9 、堂島法律事務所、電話06-6201-0444)。

当社は、1935年(昭和10年)3月に設立。アルミニウムの地金から圧延品の成型加工を手がけ、インパクト製品の素材であるアルミニウムおよび同合金スラグの製造を中心に、合金コイル、合金版・円盤、アルミニウムブスバーなどの製造も行っていた。コンデンサーケースやHDDのハブ材、自動車部品など多種多様な用途で使用され、アルミスラグ製品では国内シェア70%以上を占めるトップメーカーにまで成長。高い技術力を背景に受注を確保し、90年11月期には年売上高約69億900万円を計上。92年10月からは大蔵省(当時)の品質ならびに技術面の厳重な検査をパスして1円貨幣用素材の指定納品業者となるなど、業界内でも一定の地位を確立していた。

しかし、中国や韓国などの低価格製品との競争激化に加え、リーマン・ショック後は自動車、電機・電子業界向けの受注が大幅に減少したことで2012年11月期の年売上高は約28億円にダウン。売上減少に伴う工場の生産効率悪化や、製品の低価格化、設備投資に伴う多額の借入金などが重荷となり、2014年11月期まで4期連続で当期純損失を計上していた。この間、大幅なリストラに加え、生産設備の見直しや新規取引先の開拓などに努めていたことで2015年11月期は黒字に転換。一方で、金融債務負担は解消されていなかったことや後継者不在だったことからメーンバンクの協力を得て再建計画を策定。スポンサーを選定し、第二会社方式による再建を目指していた。その後、スポンサーが決定したことで会社分割により新会社を設立し、8月1日に事業を譲渡するとともに商号を日本圧延工業(株)から現商号に変更。9月30日に株主総会の決議により解散していた。

負債は金融債務のみで約54億4700万円。


「出典:帝国データバンク」