浜通り旅客運送株式会社など2社


浜通り旅客運送(株)(旧商号:常磐交通自動車(株)、資本金9800万円、福島県いわき市明治団地4-1、代表清算人益子達男氏)と、関係会社の(株)カタハマ商事(旧商号:常交整備(株)、資本金5000万円、福島県いわき市平五色町56、代表清算人益子達男氏)は、7月21日に福島地裁いわき支部より特別清算開始決定を受けた。

浜通り旅客運送(株)は、1943年(昭和18年)11月に福島県浜通り地区の各乗合自動車が合同で設立。当地区唯一の乗合バス運営会社として、当社を中核企業とした「常磐交通グループ」を形成、一時は関連企業数が20数社に達するなど業容を拡大した。当地区内での高い知名度を有し、2001年3月期には年売上高約67億1500万円を計上していた。

しかし、その後は利用者減少によって赤字路線の廃止など安定性に欠ける業績推移となり、社屋建設、車両導入などの設備投資負担も重くなっていた。関連会社を15社程度へ集約するなどしたが、2006年3月期の年売上高は約41億6900万円に落ち込み、厳しい経営を余儀なくされていた。

そうした状況下、2006年1月にグループ会社へのバス事業の営業譲渡を国土交通省が認可。これに伴い、同年2月に全従業員を同社へ転籍し、当社は運送業への人材派遣業及び不動産賃貸業へ業態変更、併せて現商号に変更した。将来の解散を視野に、清算に向けた調整を行いつつ事業を継続していた。今年2月に吸収分割により人材派遣、不動産業などすべての事業の権利義務をグループ会社へ事業譲渡し、今年6月24日の株主総会で解散を決議していた。

(株)カタハマ商事は、1987年(昭和62年)8月の設立。自動車整備修理業及び同販売業を手がけ、ピーク時となる2003年3月期には年売上高約24億3000万円を計上していた。グループの再編・整理で今年6月30日の株主総会で解散を決議、今回の措置となった。

負債は、浜通り旅客運送(株)が約68億9000万円、(株)カタハマ商事が約2億500万円で、2社合計で約70億9500万円。


「出典:帝国データバンク」