医療法人社団神戸国際フロンティアメディカルセンター


医療法人社団神戸国際フロンティアメディカルセンター(資産の総額2993万2510円、神戸市中央区港島南町1-5-1、理事長田中紘一氏)は、3月30日に神戸地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は吉村弦弁護士(神戸市中央区播磨町49、弁護士法人あさひ法律事務所、電話078-326-5678)。

当法人は、2013年(平成25年)4月に設立。神戸市が医療関連産業の集積を図る「神戸医療産業都市」を推進するなかで、肝臓病および消化器の高度な先端医療サービスを提供する施設として、2014年11月に集積地のポートアイランドで開業。生体肝移植や腹腔鏡手術、内視鏡治療を主軸とした治療に特化し、早期の胃がんや大腸がんなどの消化器系のがん治療から、肝臓・胆道・膵臓などの病気に対する高難度の手術まで幅広い治療を提供する、としていた。

しかし、同年12月から2015年4月までに生体肝移植を受けた患者7例中4例で死亡したことが判明。当院は肝移植症例調査検討委員会を設置し、その報告書で組織の抜本的な改変が整うまで移植医療は中断すべきとの提言を受けたものの、同年6月に移植手術を受けた患者が死亡し5例目の死亡事例が発生。この影響から外来・入院患者数とも開院当初に立てた予想を大幅に下回り、開業初年度となる2015年10月期の年収入高は約2億2200万円にとどまっていた。これまでの体制で病院事業を維持することが困難となり、11月27日より診療規模を一時縮小することを発表。その後、再建に向けて支援者を募っていたものの見つからず、今年3月15日に自己破産を申請する方針を表明していた。

負債は約42億8100万円。


「出典:帝国データバンク」