株式会社オプティファクター


(株)オプティファクター(資本金2000万円、品川区西五反田1-1-8、登記面=渋谷区東1-10-9、代表児泉一氏)と、関連会社の(株)エム・アイ・ファシリティズ(資本金1500万円、品川区東五反田1-20-7、同代表)、(株)メディカル・リレーションズ・リミテッド(資本金9800万円、新宿区西新宿6-6-3、同代表、2005年7月設立)および海外関連会社のメディカル・トレンド・リミテッド(資本金1米ドル、英領バージン諸島、2010年12月設立)、オプティ・メディックス・リミテッド(資本金1米ドル、英領バージン諸島、2004年3月設立)の5社は、11月6日に東京地裁へ自己破産を申請した〈なお、エム・アイ・ファシリティズとメディカル・リレーションズ・リミテッドについては11月6日付で破産手続き開始決定を受けている。破産管財人は澤野正明弁護士(千代田区丸の内2-2-2、シティユーワ法律事務所、電話03-6212-5500)〉。

(株)オプティファクターは、2000年(平成12年)9月に設立。中小医療法人などが保有する診療報酬債権(請求権)を買い取り、関係3ファンド(メディカル・リレーションズ・リミテッド、メディカル・トレンド・リミテッド、オプティ・メディックス・リミテッド)に売却。さらに同3ファンドは、証券会社を通じて同債権を「レセプト債」として広く投資家に販売。また、(株)エム・アイ・ファシリティズ(2005年9月設立)は、経営支援コンサルティングなどを展開し、グループで事業を拡大してきた。

しかし、会社側の説明によると、2013年に創業者が死去したのち、決算書に実態が不明又は実在性の確認できない債権や売り上げが多額に計上されていることや、3ファンドが有するべき現預金や医療報酬債権等のうち、実在性のあることが確認できた資産の合計額が明らかに僅少であることが判明。現代表は、ファンドの財務状態を改善するため、診療報酬債権等の取得に向けた積極的な営業、社債の利率や手数料の減額等による経費圧縮等、財務状態の健全化に努めたものの、負債の規模が過大(今年10月現在の3ファンドの発行済債権残高は約227億円)であったため、財務状態を大幅に改善することができない状況が続いていた。

こうしたなか、今年10月29日に証券取引等監視委員会の調査を受ける事態となり、これ以上社債の新規発行を行うことは困難と判断。起債を行わなければ、その後に償還期限を迎える社債の償還・利払いを継続的に行うことが困難であること、また、3ファンドの譲受債権の対象医療機関に対する安定的な資金供給ができなくなる状況となり、グループの事業継続を断念した。

負債は、(株)オプティファクターが約61億3200万円(2014年8月期末時点)、(株)メディカル・リレーションズ・リミテッドが約44億4700万円(2015年4月期末時点)、メディカル・トレンド・リミテッドが約56億6700万円(2015年3月期末時点)、オプティ・メディックス・リミテッドが約129億3100万円(2014年12月期末時点)、(株)エム・アイ・ファシリティズは調査中で、グループ合計(4社判明分合計)で約291億7700万円。


「出典:帝国データバンク」