栗田出版販売株式会社


栗田出版販売(株)(資本金3億7800万円、千代田区神田神保町3-25、代表山本高秀氏)は、6月26日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は軸丸欣哉弁護士(東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビルディング4階、弁護士法人淀屋橋・山上合同、電話03-6267-1241)。

当社は、1918年(大正7年)6月創業、48年(昭和23年)6月に法人改組した業界準大手の雑誌・書籍取次販売業者。週刊誌や月刊誌など雑誌類を主体に書籍、文庫本、児童書、コミック、専門学術書など幅広いジャンルを仕入れ、約1800店内外の全国の書店に販売していた。他の大手業者とは異なり、中小・零細規模書店との関係構築に傾注し、長年の業歴で培った経験と書店経営者の目線に合わせた地道な営業活動を展開。91年10月期には年売上高約701億7900万円を計上していた。

しかし、近年はインターネットやスマートフォンなどコンテンツの多様化もあり、若者層を中心に書籍の販売数が減退するなかで、減収基調が続き財務面も悪化。同業者との業務提携やグループ内での経営効率化などを進めていたものの、2014年9月期(97年に決算期変更)の年売上高は約329億3100万円に減少し、債務超過に転落していた。書籍の扱い部数の減少に歯止めがかからず、人員整理や営業所の統合を行うなどの合理化策も奏功せず、支え切れなくなり今回の措置となった。

負債は2014年9月期末時点で約134億9600万円となり、出版取次業者の倒産では過去最大の負債額となる。

なお、6月26日付で出版取次業界3位の(株)大阪屋(大阪府東大阪市)が、出版共同流通(株)(東京都千代田区)などと連携する形で当社再生支援を表明している。


「出典:帝国データバンク」