姫路土地株式会社(旧商号:ヒメカン)


姫路土地(株)(旧商号:(株)ヒメカン、資本金1600万円、大阪府大阪市東淀川区豊新5-3-15、代表清算人谷口謙一氏)と、関係会社の富士商事(株)(資本金1000万円、同所、同代表清算人)の2社は、12月9日に大阪地裁へ特別清算を申請し、22日に特別清算開始決定を受けた。

申請代理人は増田智彦弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、東京丸の内法律事務所、電話03-3213-1081)ほか1名。

姫路土地(株)は、1976年(昭和51年)1月に設立した元・パチンコ店経営業者。『HIME!KAN!』の店舗名で、兵庫県内を中心に大阪・神奈川などでパチンコ店を展開するほか、ボウリング場、カラオケ店、レストラン、ホテル(阪神・淡路大震災で罹災して以降は休業)などを運営していた。一時はグループ会社を含め約45店舗を手がけ、96年12月期には年収入高約546億1600万円を計上、兵庫県下のパチンコ店としてトップクラスの業容を誇っていた。

その後は、パチンコ人口の減少と業界大手の出店攻勢などによる競合激化から業況が徐々に悪化し、出店および設備投資に伴う過大な借入金が収益を圧迫。このため、2007年頃から運営店舗をグループ会社や第三者に順次売却して借入金の圧縮を進めるほか、1円パチンコや5円パチスロの導入による集客回復と財務改善を図っていた。

しかし、2008年12月期の年収入高は約149億9300万円まで落ち込み、利益も僅少となるなど抜本的な経営再建に至らず、2009年には金融支援を受けていた。さらに店舗をグループの別会社に売却するほか、遊休不動産の売却を進めてグループ存続を主眼とした再編を進めた結果、2012年12月期の年収入高は約42億8600万円に縮小。その後も資産の整理を進め、2014年9月頃には残っていたボウリング場も売却して実質的な事業を停止し、10月25日開催の株主総会の決議により解散。富士商事(株)も同日開催の株主総会で解散していた。

負債は姫路土地(株)が約90億円、富士商事(株)が約7億8000万円、2社合計で約97億8000万円。


「出典:帝国データバンク」