田端工業株式会社


田端工業(株)(資本金4000万円、横須賀市佐原1-1-21、代表田端正雄氏)は、12月5日に横浜地裁横須賀支部より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は糸井淳一弁護士(横浜市中区日本大通15、糸井総合法律事務所、電話045-222-6775)。債権届け出期間は2015年1月9日までで、財産状況報告集会期日は3月3日午後4時。

当社は、1960年(昭和35年)4月創業、66年(昭和41年)8月に法人改組した建売住宅販売業者。創業時は横須賀市内の中堅土木工事業者として多くの実績を有し、特に横須賀市に多く見られる急傾斜地の改良工事を得意分野とし、官公庁や大手地元同業者の下請け工事を手がけていた。その後、宅地造成および建売住宅販売も開始、同事業を当社の主業に成長させ1998年3月期には年売上高約23億200万円を計上していた。

しかし、建売住宅販売を拡大していくなか、不動産仕入資金を目的とした借入金が大幅に増加。借入金の金利負担に加え、不動産需要の停滞が重なったため資金繰りが急速にひっ迫。業務効率化を図り、工事部門から撤退するなどしたため2007年3月期の年売上高は約8億円にダウンした。

その後も建売住宅販売に注力し、横須賀地区にとどまらず鎌倉・藤沢など湘南地区まで進出したものの、市況低迷の影響や当社の資金力で扱える不動産が少ないことなどが影響し、2014年3月期の年売上高は約2800万円にまで縮小。年商を上回る借入金が重荷となり資金繰りがひっ迫し、新たな資金調達も困難で先行きの見通しが立たず今回の措置となった。

負債は債権者約8名に対し約32億2900万円。


「出典:帝国データバンク」