株式会社笠屋町不動産


(株)笠屋町不動産(資本金8208万円、大阪市北区西天満3-4-4、代表清算人松村安之氏)は、4月30日開催の株主総会で解散を決議し、大阪地裁へ特別清算を申請。7月30日に同地裁より特別清算開始命令を受けた。

当社は、1952年(昭和27年)6月に設立した不動産賃貸業者。マンション、レジャービル、事務所・テナント賃貸を中心に、一部で不動産売買も手がけていた。大阪市内を中心とした展開であったが、一時期は中国地区、九州地区などの地方都市にも進出、全国に約150ヵ所の物件を保有し、約4000軒のテナントを有する積極的な展開で、2000年5月期には年収入高約58億6400万円を計上していた。

不動産市況の低迷などから、当社の得意とするレジャービルのテナント店舗は厳しい運営を余儀なくされ、空室率増加、賃料下落にも歯止めがかからず、2005年5月期の年収入高は約45億4600万円にまで減少。加えて、所有物件の老朽化が進み、同業者間の競争も激化し、業況低迷が顕著となっていた。人員削減を進めるなどして立て直しに努めていたが、とりわけ、不動産取得などに伴う過大な借入金の負担が重荷となっていた。近時は、所有物件の売却を進め、金融債務圧縮を図っていたが、処理も進んだことで休眠状態となっており今回の措置となった。

負債は、金融債務を中心に約200億円。


「出典:帝国データバンク」