まる川漁業株式会社


まる川漁業(株)(資本金1000万円、長崎市魚の町3-21、登記面=南松浦郡新上五島町奈良尾郷470-6、代表川端一廣氏、従業員40名)と、協同で船団を組む丸福漁業(株)(資本金9381万3500円、長崎市筑後町7-11、代表宮崎孝一氏ほか1名、従業員35名)、悠久漁業生産組合(出資金70万円、佐賀県唐津市鎮西町名護屋2-54、理事長片岡興一知朗氏、従業員57名)の3社は、5月23日に事後処理を山下俊夫弁護士(長崎市万才町3-13、電話095-825-1314)ほか2名に一任、自己破産申請の準備に入った。

まる川漁業(株)は、1934年(昭和9年)創業、48年(昭和23年)7月に法人改組。五島や壱岐沖を漁場とし、アジ・サバなどの青物を中心とするまき網漁業を手がけ、2000年6月期には年売上高約19億円を計上していた。

しかし、その後は漁獲不振や魚価の低迷に加え、燃料費の上昇から連続欠損を余儀なくされていた。過年度の船舶建造に伴う多額の有利子負債を抱え、2007年以降は一部金融機関が債権をサービサーに譲渡。また、返済猶予などによる支援を受けていたものの、資金繰り改善の見通しが立たないことから、今回の事態となった。

丸福漁業(株)は、1954年(昭和29年)9月に設立。五島西沖や東シナ海、黄海などを漁場に、サワラ・アジなどのまき網漁業を手がけ、2000年5月期には年売上高約10億5000万円を計上していたが、近年は収益が低迷。大幅な債務超過に陥り、金融支援を受けていた。

悠久漁業生産組合は、1907年(明治40年)創業、53年(昭和28年)4月に組合改組。まき網漁業を手がけていた。

負債は、まる川漁業(株)が債権者約95名に対し約44億1300万円、丸福漁業(株)が債権者約128名に対し約22億3600万円、悠久漁業生産組合が債権者約92名に対し約13億3000万円、3社合計約79億7900万円。

なお、別途設立された新会社が、同3社の船舶を買い取っており、新会社が事業を継続している。


「出典:帝国データバンク」