株式会社柴田組


(株)柴田組(資本金9000万円、最上郡鮭川村佐渡2148、代表清算人柴田誠一氏)と関係会社の柴田重機運輸(株)(資本金9400万円、最上郡鮭川村川口天狗森3128-1、同代表清算人)の2社は、4月11日に山形地裁より特別清算開始決定を受けた。

(株)柴田組は、1954年(昭和29年)4月に創業、61年(昭和36年)5月に法人改組した土木工事、建築工事、舗装工事業者。最上地区ではトップクラスの土木建設業者で、官公庁や大手建設業者を得意先とし、重機・車両類の修理や砂利・建設資材販売、除雪業務、宅地販売も手がけ、近年のピークとなる2007年3月期には約24億5900万円の年売上高を計上していた。

しかし、公共工事の削減や同業者との競合激化から、受注量の減少および採算性の悪化を余儀なくされたうえ、借入金や関係会社への貸付金が膨らみ、業績は悪化。2008年7月より各取引金融機関からの支援を得て経営の再建を図っていたが、業績回復には至らず、2012年3月期の年売上高は約20億8100万円に減少していた。

このため、2012年には中小企業再生支援協議会の再建スキームに基づき、当社および関係会社の柴田重機運輸(株)のほか、鈴木建設(株)(最上郡戸沢村)、新庄建設(株)(新庄市)の4社が新会社に会社分割により事業を譲渡。当社は翌2013年8月10日に開催された株主総会の決議により解散していた。

柴田重機運輸(株)は、1991年(平成3年)6月設立の砕石製造販売、重機・骨材運搬、土木工事業者で、(株)柴田組の重機運搬部門を分社化してスタート。グループの再編とともに、自社プラントによる砕石製造とダンプやトレーラーなどによる重機運搬を柱に土木工事も手がけ、近年のピークとなる2007年5月期には約6億2200万円の年売上高を計上していた。

しかし、公共工事の削減など業界環境の悪化が進んでいたうえ、金利負担から財務内容は弱体化しており、関係会社の(株)柴田組と同様の措置となった。

負債は、(株)柴田組が2012年3月期末時点で約21億2200万円、柴田重機運輸(株)が2011年5月期末時点で約11億3800万円、2社合計で約32億6000万円だが、いずれも事業譲渡前のものであり変動している可能性がある。

なお、同再建スキームに組み込まれていた鈴木建設(株)も同日、同地裁より特別清算開始決定を受けている。


「出典:帝国データバンク」