株式会社ネクスト(旧商号:トコリ・グローバル株式会社)


(株)ネクスト(旧商号:トコリ・グローバル(株))(資本金5000万円、有田市宮崎町22-2、登記面=大阪市西区靱本町2-9-11、代表田中利典氏、従業員100名)は、3月24日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は松岡潤弁護士(大阪市北区中之島2-2-2、電話06-6223-7788)ほか。保全管理人には木村圭二郎弁護士(大阪市中央区北浜3-7-12、電話06-6222-5755)が選任されている。

当社は、2001年(平成13年)11月に(有)アールアンドケイの商号で設立。その後、2004年1月に株式会社に法人改組し、商号をトコリ・グローバル(株)に変更。トコリグループ企業の1社として、ボウリング場、フィットネスクラブ、文化教室の運営を行っていた。主力のボウリング事業は、「T.T BOWL」などの愛称で近畿地区を中心に約48店舗を展開(2013年6月時点)、ボウリング場だけではなく、カラオケ、ビリヤード、その他アミューズメント施設を付加した総合レジャー施設として運営していた。当業界では新興の業者で、設立当初は数店舗の運営にとどまっていたが、新設・再生を積極的に行い、他社運営のボウリング場を相次いで買収して業容を拡大し、全国でも有数規模のボウリング場経営業者に成長していた。近時は、ビジネスモデル特許を取得している「個室ボウリング」への改装を進めて集客力の向上に努めるほか、積極的な店舗新設や買収により規模を拡大し、2012年12月期には年収入高約37億7100万円を計上していた。さらに、2013年3月にはテレビ番組で特集が組まれたほか、テレビCMなどを行うことで知名度を高めていた。

しかし、娯楽の多様化が進み、ボウリングへの支出割合が減少傾向となるなど経営環境は厳しくなるなか、不採算店舗が増加したほか、積極的な設備投資に伴い金融債務は膨張。一部施設の火災の発生や、利害関係者との訴訟問題(2013年3月に和解)などトラブルも散見され、経営が不安定な状態が続いていた。このため、ナイトサービス、シニアサービス、100円ボウリングなど様々なサービスで顧客の囲い込みを行っていたが業況は回復せず、取引先への支払遅延も発生。このため、今年1月には金融機関への返済条件の変更を要請し、和歌山県の中小企業再生支援協議会のもと再建を図っていたが、ここに来て資金調達力が限界に達したことで今回の措置となった。

負債は約48億1500万円。


「出典:帝国データバンク」