株式会社エスエス不動産


(株)エスエス不動産(旧商号:(株)兼北)(資本金5000万円、神戸市垂水区南多聞台3-6-27、代表北川己代治氏)は、11月13日に神戸地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は明石葉子弁護士(神戸市中央区中町通2-3-2、電話078-361-2329)。債権届け出期間は12月18日までで、財産状況報告集会期日は2014年2月12日午前10時45分。

当社は、1979年(昭和54年)9月設立のマンションデベロッパー。「リブコート」シリーズを中心としたマンション開発を手がけ、高品質住居を売りに神戸市内ほか阪神エリアで営業を展開、地元での高い知名度と折からの不動産ミニバブルの追い風に乗って、ピークとなる2007年3月期には年売上高は約77億6700万円を計上、順調に業績を伸ばしていた。

しかし、リーマン・ショックによる市況の急速な冷え込みより業況は急速に悪化、2009年3月完成の神戸市垂水区の大型物件「リブコート・オリジン」が竣工時に3割程度しか販売できないという極度の不振に陥った。そのほか神戸市長田区、芦屋市などで手がけた物件の販売状況が芳しくなく、2009年3月期の年売上高は約24億8500万円に減少。その後も開発途中で撤退を余儀なくされる物件が発生するなど業況は改善せず、同年8月末には金融機関の支援体制も限界に達し、一部取引行への返済遅延が発生していた。その後、10月に別途設立した(株)フラターナル(兵庫県明石市、同代表)に、業況悪化の主因となったリブコートオリジンに関する事業を分割譲渡したほか、次々と開発物件を同業他社へ売却、2012年2月完成の神戸市垂水区の物件を大手ゼネコンに一括販売したが、同年3月期の年売上高は約4億2500万円にとどまり大幅赤字を計上、その後程なく、実質的な事業を停止していた。

負債は2012年3月期末時点で約35億4200万円。


「出典:帝国データバンク」