株式会社テクノ・シーウェイズ


7月10日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた(株)テクノ・シーウェイズ(資本金1億円、港区浜松町2-2-15、代表柴原三朗氏)の、申請時点の負債額が判明した。

負債は約154億円。

当社は、2000年(平成12年)12月に(株)ティー・エス・エル・システムズの商号で設立。超高速旅客船「テクノスーパーライナー」(以下、TSL)の小笠原航路(東京都-父島)の就航を目的として三井造船(株)など13社の出資で設立されたSPC。官民連携でTSLの研究・開発が進められ、時速70キロでの高速運行が可能となり、東京から小笠原へのアクセスが(片道約26時間→16時間)大幅に短縮と見込まれることから、01年9月には石原東京都知事(当時)が小笠原航路へのTSL就航実現に向けて意欲を見せていた。

その後、02年3月に小笠原海運(株)(東京都港区)による傭船が決定し、同年5月に三井造船(株)や日本政策投資銀行など13社が資本金を32億8000万円に増資。翌6月に商号を(株)テクノ・シーウェイズに変更し、TSLの保有・リース、保守管理事業を本格的に開始。03年1月に三井造船(株)と小笠原海運(株)との間で保有第一船となる小笠原TSLの造船契約及び傭船契約を締結した。

2005年に三井造船(株)が100億円超の費用をかけて建造したものの、出資していた一部の企業が撤退するほか、運行を予定していた小笠原海運(株)が原油価格の高騰で採算が合わないことを理由に引き取りを拒否し、長期間係留されていた。また、2011年5月には東日本大震災で被災地となった宮城県石巻港に停泊し食事やシャワーなど被災地支援に利用されていた。


「出典:帝国データバンク」