宮野株式会社


宮野(株)(資本金4800万円、岡山市南区中畦326-19、登記面=岡山市北区柳町2-12-1、代表宮野晶二氏)と、子会社の宮野エナジー(株)(資本金2000万円、同所、登記面=同所、同代表)は、5月13日に岡山地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人には加瀬野忠吉弁護士(岡山市北区中山下1-9-1 山陽アルファ中山下ビル6階、おもてまち法律事務所、電話086-236-1550)が選任されている。

宮野(株)は、1932年(昭和7年)6月創業、53年(昭和28年)1月に法人改組した老舗のガソリンスタンド経営業者。岡山県、兵庫県西部をエリアに主要幹線道路沿いや中国自動車道、山陽自動車道などの高速道路サービスエリアにガソリンスタンドを積極的に新設する一方で、大手石油販売業者の特約店として二次店への燃料供給のほか、石油製品、石油化学製品、建材の卸売り、自動車整備なども手がけ、91年12月期には年売上高約86億1900万円を計上、地元業界でも上位に成長していた。

その後は、同業者との競合やセルフスタンドの増加などで業績は低迷、不採算店舗の閉鎖を余儀なくされ、二次店への供給量も落ち込み、2009年12月期の年売上高は約48億8600万円にまでダウンしていた。この間、コインランドリーの経営を開始して下支えしていたが、大幅な業績向上にはつながらず、設備等の借入金が重荷となって厳しい資金繰りが続いていた。2012年夏には経営コンサルタントを招聘して抜本的な立て直しを試みるも、決算内容の大幅修正を指摘され、2012年12月期の年売上高は約48億1400万円、当期純損失約4億5400万円となり対外信用が低下していた。仕入先が一部のガソリンスタンドの運営と二次店への販売部門を承継し、経営規模を3店舗のみの運営に縮小していたが、借入金の返済も困難な状況に陥り、動向が注目されるなか、債権者より破産を申し立てられていた。

宮野エナジー(株)は、73年(昭和48年)1月設立のガソリンスタンド経営業者。宮野(株)100%出資子会社としてグループを形成していたが同社に連鎖した。

負債は、宮野(株)が約36億6000万円、宮野エナジー(株)が約5億円、2社合計で約41億6000万円(2012年12月期末の決算時点)。


「出典:帝国データバンク」