セルミ医療器株式会社


セルミ医療器(株)(資本金9800万円、坂出市川津町3347-6、代表堀口裕氏、従業員17名)は、4月5日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は竹内寛弁護士(滋賀県大津市中央3-4-28、電話077-524-6981)。監督委員は小松陽一郎弁護士(大阪市北区中之島2-2-2、電話06-6221-3355)。

当社は、1993年(平成5年)12月に設立された。当社で製造された医療用機器や空気清浄器は、関係会社の代理店を経由して医療機関や一般個人等に販売され、一時は、東京や大阪に支店を置いて営業を展開していた。業界内では後発業者であったが、マイナスイオンによる健康ブームと、医療器としての技術的側面を備えた製品が市場での認知度を高めて、2005年3月期は年売上高約15億8500万円を計上していた。

しかし、研究開発、設備面に対する積極投資や中国への進出に伴う負担増に加えて、2006年3月期の大幅赤字を機に、債務超過に転落するなど資金・財務の両面で脆弱な状態に陥っていた。このため借入金返済の棚上げとともに人員の大幅削減や支店閉鎖、関係会社の合併など経営再建を進めたが、2009年4月には所有不動産が競売開始決定を受けるなど経営は悪化していた。

新たなスポンサー獲得や販売代理店の新規開拓が思うように進まないことから、それまで代理店経由で行っていた販売を医療機関に限り当社が直接販売することにしたほか、グループ販社を設立しエリアを絞り込んでの営業強化を行ってきたが、国内景気の低迷や競合の影響に加えて、資金面の限界から新製品の開発が思うように進まず、2010年3月期の年売上高は約3億2000万円にまで落ち込んでいた。その後も業績改善が図れず、資金的にも余裕を欠いていた。

負債は約50億円の見込み。


「出典:帝国データバンク」