株式会社ナカニシ


(株)ナカニシ(資本金5000万円、鳥取市富安2-70、代表中西弘氏、従業員219名)は、3月23日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日受理された。

申請代理人は佐長功弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル9階、電話03-3273-2600)ほか6名。

当社は、1948年(昭和23年)4月創業、58年(昭和33年)10月に法人改組した貴金属小売業者。当初は「カメラのナカニシ」の屋号でカメラ小売を主体にスタートしたが、84年頃から宝石、貴金属の扱いを本格化した。本店のほか東京都中央区、福岡県北九州市小倉北区に営業所を配し、「ベルジュ」「リエジュ」「ジュエラ」「東京銀座ナカニシ」などの店名で、全国の百貨店や大型スーパーに積極的なテナント出店を行い、ピーク時となる96年8月期には178店舗を展開し、年売上高は約113億6200万円を計上していた。

しかし、当社が出店していた(株)マイカルが2001年9月に倒産、次いで同年12月は(株)壽屋、2002年2月には中鉄商事(株)が相次いで倒産したことにより、多額の売掛金、保証金が焦げ付く事態となり、その処理によって債務超過の状態に陥っていた。さらに、その後の個人消費低迷の長期化が影響し、宝石、貴金属市場の縮小が顕著となったことで、販売実績は落ち込みを強いられた。この間、不採算店の撤退を進め利益率の向上に努めたものの、2011年8月期の年売上高は約29億円にまで減少、経費の圧縮が追いつかず、大幅な赤字決算を余儀なくされていた。

その後も店舗の閉鎖などリストラを進めたものの、外部環境の厳しさに改善の兆しは見られず販売が低迷し、資金繰りがひっ迫したことから、今回の措置となった。

負債は、金融債務27億円を含めて約32億円の見込み。


「出典:帝国データバンク」