第一メタックス株式会社


第一メタックス(株)(資本金5000万円、台東区上野7-11-6、代表長壽久氏、従業員28名)は、11月30日に事業を停止し、事後処理を村上昭夫弁護士(中央区銀座6-13-4、電話03-5565-5271)に一任した。近日中に自己破産を申請する予定。

当社は、1978年(昭和53年)8月に軽金属の販売を目的に設立。アルミニウムの板や型材のほか、屋根材などの建材、車両部品、看板、その他ステンレスなどを扱い、建材関連50%、自動車関連30%、その他20%の比率で手がけていた。97年には大手通信系メーカーの協力会に参加、同メーカー子会社より10%出資を受け、同社製品を主体に取り扱っていた。また一方で、97年には清涼飲料水の輸入業務を開始、食品や洗剤等の生活雑貨も扱って売り上げを伸ばし、2007年3月期には年売上高約119億3600万円を計上していた。

しかし近時は、マンションや住宅関連市場の収縮が進むなど建材業界が厳しい環境下となるなか、当社への需要も低調な推移を余儀なくされていたうえ、2008年秋口にはアルミ・ステンレスの市況も急落。2010年3月期もエンドユーザーである自動車や電機メーカーによる在庫調整などで年売上高は約97億4100万円にとどまっていた。
こうしたなか、非鉄事業を取り仕切っていた専務取締役が今年9月に辞任したことが業界内で信用不安に繋がり、取引先から支払い条件の変更要請を受け、資金繰りの悪化を招いていたうえ、昨今の円高による為替差損も負担となっていた。

負債は約44億円。


「出典:帝国データバンク」