株式会社ニチオリ


(株)ニチオリ(資本金1000万円、新宿区高田馬場1-29-1、代表妹尾昭信氏、従業員43名)は、10月22日に東京地裁へ自己破産を申請し、10月25日に破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は相澤光江弁護士(港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。債権届け出期間は11月29日までで、財産状況報告集会期日は2011年2月22日午後1時30分。

当社は、1984年(昭和59年)4月に設立。新聞の折り込みチラシを主体とした広告の企画・制作を主業とするほか、新聞・雑誌を媒体とした広告代理業も手がけていた。社内に制作部門を有していることが強みで、そのデザインについては日本新聞協会から受賞されるなど定評があり、スーパーマーケットやスポーツジム、マンション販売業者を中心として多くの得意先を抱えていた。

また、韓国、北米からの洋紙輸入も手がけており、現地の洋紙販売業者と直接取引をしているため比較的安い価格での販売を行っていた。近年では原材料価格高騰の影響で、国内メーカーの扱う洋紙の値段が高騰。当社の扱う紙に関する需要が伸び、2008年12月期には年売上高約78億7600万円を計上していた。

しかし、売り上げを伸ばす一方で洋紙輸入販売拡大にともない借入金が増加し、資金繰りが徐々に厳しさを増していた。翌2009年12月期は取引金額が大きかったことからリスクの増大や利益率の低下を招いていた紙卸業について縮小させたこともあり、年売上も約47億8800万円に減少。この間、大口の焦げ付きが発生したことに加え、輸入紙を巡り取引先とのトラブルも発生。また、国内景気低迷の影響を受け折り込みチラシの需要が減少し、8月5日までに事後処理を弁護士に一任していた。

負債は約40億円。


「出典:帝国データバンク」