株式会社ダイヤテック


(株)ダイヤテック(資本金2億円、所沢市城673、代表佐藤雅美氏、従業員89名)は、8月23日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。

申請代理人は宮川勝之弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、電話03-3213-1081)ほか3名。

破産管財人は渡辺昭典弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-1、電話03-5408-6160)が選任されている。

当社は、1988年(昭和63年)4月の設立。プリント回路基板の製造業者で、計測器、パソコン、制御機器、通信機器向け製品の配線基板の製作に従事していた。2005年3月に、ジャスダック上場のプリント基板の設計・製造業者である(株)アーム電子の100%子会社となり、以降、同社の信用を背景として徐々に業容を拡大。主に大手電機機器メーカーなどを対象に営業を展開し、2007年3月期には年売上高約17億4200万円を計上していた。

しかし、その後はリーマン・ショックに端を発した世界同時不況の影響により、半導体市況が著しく悪化。プリント基板業界の需要も大きく減少したことから、売り上げ・収益性ともに大幅な落ち込みを余儀なくされ、2009年3月期は年売上高が約13億7600万円まで減少、最終損益も約3700万円の欠損と2期連続の赤字に陥っていた。

こうしたなか2010年2月、当社において一部得意先に対する売掛金の滞留が存在するなど不適切な会計処理のあったことが発覚。親会社とともに対外信用の低下を招き、この影響で(株)アーム電子は連結決算の開示に遅延が発生するなどして動向が注目されていた。その後も業績の低迷と対外信用悪化に歯止めがかからず、2010年8月23日に(株)アーム電子が東京地裁へ民事再生法の適用を申請。当社については事業の継続が困難と判断され今回の措置となった。

負債は債権者約158名に対し約34億円。なお、(株)アーム電子の負債は債権者約179名に対し約62億円。


「出典:帝国データバンク」