株式会社尾坪商店


(株)尾坪商店(資本金3820万円、大船渡市赤崎町山口165-7、代表尾坪慶紀氏、従業員162名)は、5月27日に盛岡地裁一関支部に民事再生法の適用を申請した。

申請代理人は青山揚一弁護士(東京都港区虎ノ門5-3-20、神谷町青山法律事務所、電話03-3438-2772)。

当社は、1970年(昭和45年)6月の個人創業を、73年(昭和48年)5月に法人化したもので、海藻類の加工を主たる業務としながら、海産物販売の受託なども手がけ、ピークとなる2004年9月期には年売上高約56億5900万円を計上していた。

海藻類加工は、メカブ製品、乾燥カットワカメ、塩蔵ワカメ、モズク、その他海藻加工食品(茎ワカメやアカモク等)であり、近年は乾燥カットワカメはじめ海藻加工食品の比重を高め、スーパーストアなどを主力得意先に飲食チェーン店などへも販売、大都市圏に営業所を展開して販売網は日本全国に及んでいた。また、米国ロサンゼルスに事務所、中国に関連会社を設立するなどで海藻加工メーカーとしては国内トップクラスの位置にあり、2000年には東北工場を、2004年には工場増築を行うなど業容の拡大を図っていた。

しかし、工場増設など設備投資資金とした借入金や在庫手当資金等の運転資金も大きな負担となっていたため、前期中には従業員の削減等で販管費の圧縮に注力してきたが、同業他社との競合による単価低下などから売上高は減少基調をたどり、2009年9月期の年売上高は約42億2000万円まで落ち込んでいたもので、先行き見通し難から今回の措置となった。

負債は約41億円。


「出典:帝国データバンク」