ニシマツコーポレーション株式会社


2009年10月2日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、同月13日再生手続き開始決定を受けたニシマツコーポレーション(株)(資本金9600万円、大阪市住吉区我孫子東2-1-6、登記面=大阪市中央区南船場2-7-16 同光ビル内、代表大西康之氏)は、4月6日同地裁より再生手続廃止を受けた。同日、監督委員の田仲美穗弁護士(大阪市北区西天満4-4-18 梅ヶ枝中央ビル5階、電話06-6366-4731)が保全管理人に選任されている。

当社は、1970年(昭和45年)7月に設立した戸建住宅建売業者。一般戸建住宅を中心に、一部マンション用地の宅地造成や企画販売などにも手がけるグループで、2009年9月5日に西松建設(株)から現商号へ変更した。大阪市南部から和歌山県にかけての南大阪地域を主力に、奈良県や兵庫県にも進出を果し、地元では「西松の家」ブランドなどで高い知名度を獲得するなど、98年12月期には年売上高約101億600万円を計上していた。

しかし以降は、新興業者との価格競争や改正建築基準法の施行等の影響から市況は低迷し、2007年12月期の年売上高は約52億8400万円にまでダウン。またこの間には、用地取得などの開発資金で金融債務が100億円規模で高止まりするなど、脆弱な財務内容の改善が課題となっていた。

このため、戸建住宅部門に事業領域を集中させる一方、開発用不動産の売却により大胆な借入金の削減などのリストラ策を講じてきたが、関連企業の(株)大久木材(同所、建材卸)が、2009年3月に民事再生法の適用を申請。当社を含めたグループの信用力が急激に低下するなか、2009年7月には債権者から破産手続きを申し立てられため、民事再生法の適用を申請し破産を回避することが債権者等にとって最善であると判断し、民事再生法の適用申請に至った。

以降、再建に向け、再生計画を策定していたが、3月の成約状況が低調で、再生手続きによる再建が困難であると判断した。約1ヶ月後に職権での破産手続き開始決定を受ける見込み。

負債は約40億円が見込まれる。


「出典:帝国データバンク」