株式会社中島美雄商店


(株)中島美雄商店(資本金1000万円、草津市芦浦町719、登記面=大阪府大阪市西区阿波座1-15-23、代表中島隆太郎氏、従業員25名)と、関係会社の(株)中島(資本金1000万円、草津市矢橋町1631-1、登記面=同所、寺田隆ほか1名、従業員10名)は、3月26日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全処分を受けた。

申請代理人は中本和洋弁護士(大阪府大阪市北区西天満5-9-3、電話06-6364-6241)ほか18名。

中島美雄商店は、1916(大正5年)6月創業、58年(昭和33年)9月に法人改組された老舗の米穀卸業者。輸入米を含む米穀卸を手がけるほか、肥料・農薬・農業資材などの販売、および米の品種改良の種子育種事業を行っている。自社が大手化学メーカーと共同で開発したバイオ米「夢ごこち」のほか、「夢いっぱい」など多数の農林省登録品種を保有しており、全国、ならびに海外の契約農家にそれらの種子を販売するほか、契約農家で生産された米を当社で買い取り、農協や小売店関係に卸販売していた。関西、中部のほか岩手県、山形県を主な営業エリアとし、2008年8月期には年売上高約138億6500万円を計上していた。

しかし、近年業容を急拡大させたことにより、粗利率は低下。不良債権も増大したほか、農場への投資資金も回収不能となる事態に陥った。厳しい資金繰りを余儀なくされていたため、今年に入り在庫のダンピング販売を行う一方で、今年2月には滋賀県中小企業再生支援協議会に支援を依頼、再建策を協議してきたが、3月末の資金繰りのメドが立たなくなったことから、今回の措置を取った。

中島は、中島美雄商店の肥料、農薬、農業資材販売部門を分離させる目的で2008年(平成20年)1月に設立された。中島美雄商店から全面的に支援を受け事業を行っていたが、同社が資金繰り難に陥ったことで、当社も連鎖した。

負債は中島美雄商店が債権者約73名に対し約66億9800万円、中島が債権者約62名に対して約4億6000万円で、2社合計では約71億5800万円。


「出典:帝国データバンク」