ビュファ・コンクリートプロテクシーヨン・ジャパン株式会社


9月29日に民事再生法の適用を申請していたビュファ・コンクリートプロテクシーヨン・ジャパン(株)(資本金1億円、千代田区麹町3-7-4、代表榊いなほ氏)は、11月2日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は三村藤明弁護士(港区虎ノ門4-3-13、電話03-6721-3111)。

当社は、1988年(昭和63年)12月に西ドイツ(当時)の総合化学メーカー、ビュファ社(現レリュウスコーティング社)の日本における総代理店として設立された。現在は同社から分離して設立されたベルゴリン社(ドイツ)製のコンクリート保護材、防錆剤、床材などの販売を手がけていた。コンクリートの老化、鉄橋、鉄骨、水中に使用されている鉄鋼建造物をはじめ、一般のビルや地下鉄などに使用され、環境面にも配慮した資材として相応の評価を得ていた。設立以来、特約店を全国に展開する一方、95年には建設業許可を取得し防水・防錆・床工事なども手がけ業容を拡大、近年では電力会社および道路公団からの受注が安定的に推移し、2005年6月期の年売上高は約139億5800万円を計上していた。

その後も環境問題の高まりから受注が増加、2007年6月期には年売上高約235億4900万円、また2008年6月期の年売上高は約381億1000万円と急伸をみせていた。しかし業容拡大の一方で、借入金の増加から余裕のない資金繰りとなっていたうえ、当社代理店の決済難を発端として、近年の大幅な売上高増加の背景に不透明な取引が噂されるなど、動向が注目されていた。こうしたなか、金融機関より破産を申し立てられていたが、対抗する形で当社が9月29日に民事再生法の適用を申請、その後調査が進められるなか、今回の措置となった。

民事再生法の適用申請時の負債は約509億4062万円。


「出典:帝国データバンク」