株式会社エム・ドゥ


(株)エム・ドゥ(資本金1500万円、大阪市中央区備後町2-4-10、代表水谷勝氏、従業員140名)は、8月31日付で事業を停止し、長谷川純一弁護士(京都市下京区四条通東洞院東入 日本生命四条ビル8階、益川総合法律事務所、電話075-255-5205)ほかに一任し、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1992年(平成4年)1月に設立した婦人服・雑貨の小売および卸業者。設立当初は専門店向けに卸を手掛けたが、99年頃より小売業に進出。商品企画やデザインは自社で手掛け、20歳代の学生やOLを対象としたオリジナルブランド「R・F」、「A・R」、「S.P.R」を有していた。東京や大阪、名古屋など大都市圏の百貨店、量販店、ファッションビルを中心に直営店約70店舗を展開し、有名女性ファッション誌とタイアップするなどブランド知名度の向上を図り、積極的に事業を拡大。新規出店を進めた2007年2月期には年売上高約94億3600万円を計上していた。

しかし、景況感の悪化や個人消費の低迷から百貨店や量販店内の店舗を中心に売り上げが低迷、不採算店舗の閉鎖や新規出店の凍結など拡大路線の変更を余儀なくされ、さらに近年投入したブランドから撤退するなど2009年2月期の年売上高は約73億2300万円にまでダウン。急速な出退店に伴う費用を金融機関からの借り入れで賄ってきたことにより金融負担は重く、2期連続営業損失を計上するなど収益面は低調に推移していた。このため、希望退職者の募集や支店の閉鎖、移転などリストラに取り組み、今期に入ってからも店舗の閉鎖を続けてきたが収益面の改善にはいたらず、ここに来て資金調達力が限界に達し、先行きの見通しがたたなくなったことから今回の事態となった。

負債は2009年2月期末時点で約30億円。


「出典:帝国データバンク」