株式会社マステック


(株)マステック(資本金6000万円、浜松市西区伊左地町2539、代表増田歩氏、従業員70名)は、3月5日に静岡地裁浜松支部へ自己破産を申請し、9日に破産手続き開始決定を受けた。

申請代理人は大石康智弁護士(浜松市中区池町221-5、大石康智法律事務所、電話053-456-3195)。破産管財人には鈴木孝裕弁護士(浜松市中区中央2-10-1浜松青色会館4階、鈴木孝裕法律事務所、電話053-453-8818)が選任されている。

当社は、2000年(平成12年)4月に設立された各種非鉄金属スクラップ卸業者。貴金属屑を主体にアルミ屑、銅屑、基板屑、鉄、プラスチック、紙等の各種リサイクル品の販売を手がけていたほか、浜松市内を中心に多数の不動産を所有し同物件の賃貸事業も行っていた。世界的な非鉄金属需要の増加に伴う市場における品薄感の高まりや、一部投機を目的とした投資家の市場参入の動きによる金属相場高騰の影響に加え、積極的な不動産事業への参入もあって、2008年3月期には年売上高約63億7200万円を計上していた。

しかし、サブプライムローン問題に端を発した米国経済の落ち込みから、2008年夏以降、海外市場を主体に非鉄金属市場が急速に縮小。金属相場が大幅に下落したことで業況が悪化したうえ、積極的な不動産投資や関係会社設立等に伴う資金需要の増加から資金繰りも急速に悪化していた。所有資産の処分等を急いでいたが、2009年3月に代表が死去したことで先行きの見通しが立たなくなり、今回の措置となった。

負債は約60億円。

なお、関係会社21社に関しては、今後について関係筋と交渉中とされる。


「出典:帝国データバンク」