株式会社小池弥太郎商店


(株)小池弥太郎商店(資本金900万円、静岡市葵区流通センター16、代表小池修一郎氏、従業員84名)は、2月2日に静岡地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は福田敬弘弁護士(静岡県静岡市葵区鷹匠1-14-12、電話054-275-5037)。

当社は、1909年(明治42年)6月創業、2006年(平成18年)6月に法人改組した鉄鋼二次製品の卸業者で、一部不動産賃貸業も併営していた。業歴約100年の地元老舗で、鉄鋼二次製品の卸業者としては県内最大の売り上げ規模を誇っていた。カラートタンや伸銅品、塩ビ化成品など、大型構造物や住宅建築用屋根材の扱いを主力とし、静岡県内に2ヵ所の工場、加工場を備え日産1000トンの能力を有する広巾自動切断機など最新鋭の加工機を有し、販路は静岡県内全域のほか長野県や関東方面、中京、関西地区に広げるなど業容を拡大。2008年5月期は、建築基準法改正に伴う駆け込み特需や商品単価の上昇で、過去最高となる年売上高約64億8000万円を計上していた。

しかし、個人営業時代から併営していた不動産業において、法人改組後も貸し工場や大都市のオフィスビルなどを中心に投資用不動産を積極的に取得していたことで、多額の資金負担が発生していた。資金は金融機関からの借入金に依存していたため、借り入れ負担が重荷となっていたことに加えて、近時の金融情勢悪化など経営環境の急変で資金繰りが急激に悪化していた。短期間での抜本的な立て直しは不可能と判断し自力再建を断念、今回の措置となった。

負債は約60億円。


「出典:帝国データバンク」